アゲハ蝶の幼虫
我が家の山椒の木では、夏から今の季節へかけてアゲハ蝶の幼虫が次々に成長して行く。
家内が気味悪がって、慣れない頃は「あの虫を駆除して」と見つけるたびに私に云いつけてきた。
しかし、浮かしてきれいなアゲハ蝶が我が家の庭を飛び交う姿を見るうち、すっかり気持ちが変わり、今では大切に幼虫を見守っている。
幼虫は、どうやら山椒の葉が好物の様で、しかも食欲が旺盛だ。
山椒の木はかなりはが少なくなるが、数週間もすると新しい芽ぶきがおこりやがて新鮮な葉が成長する。
自然界のバランスを保つ機能に感心させられることに、感動を覚える。
幸い鳥などの天敵に見つかりにくいところで成長するため、ここ何年かは挙げは蝶にとって申し分ない環境になっているようだ。
幼虫が姿を消すころには、我が家の庭にも秋が忍び寄るのだろうか。