今、ひと仕事を終えてブログを書いている


 先週から少しずつ”断舎利”の実行に入った。
何しろ50年近くに渡る我が家の品物の整理だ。気の遠くなるような、そして、つまらないものばかりが出てくる。

 娘から「私たちに負の遺産だけは残さないでね」と引導を渡されているので、身体が動くうちにと始めたのだが、人間の日々の営みの中でこうも無駄なものばかりを後生大事に残していたのかと、呆れてしまった。

 とくに始末に困るのは紙類だ。
資源ごみとして市が無料で引き取ってくれるのは良いのだが、中には他人に見られたくないものもある。

 昭和の時代なら庭で焼却もできたのだが今は燃やしていると、近所の人が通報。すぐに消防車が駆け付ける。

 資源ごみとしてまとめて出して良いもの。他人には見られたくないものは家庭用シュレッダーで粉砕の上ゴミにする。
大変なのはそれらの書類に目を通して選別していく作業である。

 プライバシーが関わる書類などはうっかり捨てるわけにはいかない。
こうして時間はどんどん過ぎて行く。

 この調子だと、娘に満足してもらう状況をつくるには、大変な時間がかかりそうだ。
それまでどうか身体が動いて欲しいと、家内と2人だけでの仕事に精を出す。

 ただし、喜びもある。
空いた木箱を利用して玄関わきの駐車スペースを利用、今なら蚊が出ないので開放感を味わいながら、バーベキューができた。

 田舎だけに戸外を気にしなくて良いし、煙や匂いなどでの近所からの苦情を心配することは無い。
 楽しみながらの断舎利に当分は精を出すことになりそうだ。