まるで初夏の到来だ!


 ここ数日は気温が上昇して毎日27~29℃の最高気温が続いている。
そろそろかなあと思っていたカベチョロ(やもり)が姿を現した。

 山椒の木にはアゲハ蝶の幼虫が盛んに葉っぱを美味しそう(?)に食べている。
家内はカベチョロもアゲハ蝶の幼虫もきらいで近寄らない。

 よく観察していると、その動きが可愛くて私はこんな小さな生き物を見るたび、季節が進んでいることを実感する。

 姿から忌み嫌われるカベチョロは、人間には全く無害の生き物だ。無害どころか嫌な蛾などの虫を捕食してくれるので有りがたいとさへ思う。それに尻尾を左右に振りながら獲ものに近寄る動きはとても可愛い。

 アゲハ蝶の幼虫は、鳥などの天敵から身を守るためであろう。独特の匂いを放つ。姿も魅力的ではないので家内などは嫌って踏みつけようとする。それからは私と家内のバトルが始まる。

 もっと温かくなって庭をアゲハ蝶が飛びまわる光景を説明して、なんとか説得。こうして幼虫は命をつなぐ。

 これからの季節は、蚊やハチなど嫌な虫も増える時期だが、自然を観察しながら楽しみも見つかる。後は梅雨などで災害が起きないように祈るばかりだ。