雨の祝日


 私の街は昭和30年代の街並みが、世の中の近代化に乗り遅れ古い商店街として残った。
 それを逆手にとって生まれたのが”昭和の街”だ。

 これで観光客を呼び込み街おこしに一役買うことになった。
昭和の日は、昭和天皇の誕生日であるが”昭和の街”でも一大イベントが開かれる日でもある。

 毎年好天に恵まれ小さな街は、よそから来た観光客が大勢行き来して活気にあふれる。
 ところが、今年は朝から雲が広がりぽつぽつと雨粒が落ちてくる。予報によるとお昼ごろから雨脚が強くなり大雨も心配されるとか。

 最悪の祝日になりそうだ。
私は、当初の予定通り、一昨日は家の庭とその周辺、昨日は1時間かけて山あいの家まで出かけ草刈りに精を出してきた。

 あと2か所残っているが、この様子だと連休の後半になりそうだ。

 ところで、明日は平成が終わる日。次の5月1日は令和と言う新しい年号がスタートする新天皇が即位される日だ。

 次の令和の時代が、日本人にとり不安が除かれた真の平和な時代となるように祈りたい気分で、玄関わきにしつらえたところに国旗を掲げた。