久しぶりに…。





 何かのニュースで観たのだが、今、国旗が静かなブームを迎えているそうな。
御代がわりで、祝賀行事が続くこと、それにちなんで日本と言う国を見直す風潮がその大元らしい。

 なるほど、4月30日を持って今上陛下は御退位され「平成」の世は、次の日、5月1日から新天皇陛下の御代「令和」の時代が始まる。

 天皇制が脈々と続いてきた日本と言う国。元号制が圧倒的な国民の支持を得て受け継がれてゆく日本。このような国体を維持し続けてきた国家は世界の人々から見れば奇蹟と映ることであろう。

 昨日は、私も2月11日以来仕舞い込んでいた「日の丸」を書庫から出して強くなった日差しの下で虫干しをした。
 虫干しの最中、風にはためく日の丸を見ていて、ふと、軍歌が無性に聴きたくなった。

 急いで家の中へ入り、軍歌のLPを引っ張り出す。
私は、愛馬進軍歌、空の勇士、加藤隼戦闘隊の歌などなぜか海軍の歌が好きでたまらない。
 運転中も愛国行進曲や愛馬進軍歌を口ずさむことが多くて、となりに座る家内からクレームが度々だ。

 しかし、昔の詩人の力の凄さには敬服するばかりだ。
愛馬進軍歌は、子供のころ爺さんが飼育していた農耕用の馬の後を追いながら田畑を駆け回り歌い続けた思い出がある。

 最近はこの歌を口ずさむと、涙腺がゆるみたまらなく昔が恋しくなる。

~♪ くにを出てから幾月ぞ 共に死ぬ気でこの馬と 戦かさねた~

 日本人として生まれたことに喜びを感じ、誇りを持てるひと時でもある。