合点がいかないWTOの裁定に想う


 福島原発事故から8年。震災での復興と福島を離れた人々の帰還が少しずつ進んでいる日本では、東日本で獲れた魚介類には世界でも最も厳しいと言われる汚染の基準で検査を行っている。

 さらにセシウムなどの半減期間は比較的早くて、すでに人体へ悪影響を及ぼす段階は終了していると言われている。

 WTOの裁定には、韓国自身も驚いているという。
不思議なのは群馬県産など海とは関係の無い地域の産物までが対象になっていると言う事実だ。

 WTOの裁定は出たので、日本としてはもはやWTOに加盟しているかぎり文句は言えない。
 だが、韓国が日本の福島やその近郊の魚介類の輸入禁止を続けるのであれば、日本も対抗して韓国からの食料品の輸入に制限をかければ良い。

 WTOの姿勢を見れば、理由は何でも構わない。
少なくとも日本人の食の安全、衛生上の理由などいくらでも韓国産を除外することは可能なのではないか。

 宮城の漁業に携わる人たちも、いつまでも韓国を当てにするべきではなく、ホヤの売り込み先を変えて市場を開拓していく努力は必要だろう。

 日本が韓国を当てにしなくても経済的に困らない土壌作りを行うべきではないのか。