世界平和へは程遠い”政治ショー”にマスコミは…。


 2回目の米朝首脳会談が近づいてきた。
昨日のマスコミは辺野古辺野古で「沖縄県民の意思が基地建設にノ―を突きつけた」と実態を無視して報道を続けた。

 実態を無視と言うのは、反対の投票数が投票者の7割に達した。と、そこを強調する。50%近くの人は投票には出かけていない。

 県民の…、と言うからには、沖縄県民の何パーセントがノ―を突きつけたのかを、報道すべきだろう。
 それを数値化すると。ノ―と言った意思を示した人は県民全体の40%ほどではないか。

 まあ、この問題の本質は世界一危険だと言われる普天間飛行場の代替施設をつくると言うことで、マスコミはこのことには触れたくないらしい。

 同時に昨日からは盛んに、2回目の米朝首脳会談を話題にしている。だが、その内容は金ジョンウンがどのような手段で、北朝鮮からベトナムへ入るのかといった話題が中心となっている。

 こんなことを公共の電波を利用して報道する意味は何処にあるのか。
北朝鮮と何度話し合いを持っても、結論は変わらないであろう。それは北朝鮮が核を手放さないことが明白だからだ。

 核・ミサイルは手放さない。経済援助は欲しい。これが北の本音であろう。
もし、トランプがノーベル平和賞へ目がくらみ、適当なところで北に譲歩すればこの会談の意味はなくなる。

 トランプ氏がその場の思いつきで、せっかく国連安保理事会が決めた経済制裁を反故にしたりすれば、これまでの北への制裁は無意味となる。
 それに韓国の文在寅の北一辺倒の姿勢だ。ケソン工業団地での稼働再開や経済制裁を破って瀬取りを行う行為に、アメリカを筆頭に何一つぺナルティを与えない。

 これでは北の思うつぼの状況が出来上がっていく。
このような無意味な米朝首脳会談という”政治ショー”は、マスコミが無視して抗議の姿勢を示すことが必要ではないか。

 北朝鮮が、いつまでどのような手段で、核放棄を進めていくか。その進み具合をどのように検閲して行くか。など、具体的な方針が会談で話し合われ書面を交換して世界に示す。そんなことが実現しない限り首脳会談には意味がない。