予想どおりの結果で、驚きもしないが…


 沖縄県辺野古基地移設に関する県民投票の結果が出た。
投票にはせ参じた人々のうち、圧倒的多数が”反対”の意思表示をしたことになる。

 これは初めから予想できたことで、結果に驚きを持った人は皆無或いはそれに近いのではなかろうか。

 余所の国例えばイギリスなどでもEU離脱国民投票を行いその結果が出た後どんなことが起こったか。
国民はその時の感情に流され離脱賛成が反対を上回った。
 この結果に離脱賛成に一票を投じた人たちの間から、まさか離脱賛成の結果が出るなんて。もう一度国民投票をやり直して欲しいなどの意見も聞かれたとか。

 これが直接民主主義の怖さであろう。
大衆はその時の流れに左右されて感情的な行動に出がちだ。

 もちろん、沖縄の県民がそうだと言うのではない。
だが、首相公選などが度々話題になったり、有力政治家の口から唱えられてもそれが決まらないのは一時の感情におぼれ人気投票的な結果で国の代表を選ぶことについての恐れがあるからだと思う。

 しかも、沖縄の場合は普天間の危険除去という最大の命題はスル―されたまま、県民投票が行われた。何の意味があるのだろうか。

 また、沖縄タイムスはこの結果を中国語で記事にしたらしい。
沖縄への米国の軍事基地を一番嫌っているのは中国だ。米軍基地があるために南シナ海のように尖閣諸島をいくら欲しくても、自分たちが盗み取ると言うわけにはいかない。

 何とか沖縄から米国の軍事基地を排除できないか。これが中国の野望を現実化させるための最大の願いだと言うことは間違いない。

 沖縄タイムスは、何かと支援を受けている中国様への報告としてわざわざシナ語で記事を書いたのか。

 さらに県民の50%近くの人々は、今回の投票には行っていない。
反対の一票を投じたい人は、必ず出かけるであろうが「どちらでもない」「どうでもよい」などと考えている人の優先順位は違ってくる。

 この結果と国の専権事項である国家の防衛とは相いれないし、国は県民投票の結果に左右される必要は無い。

 あくまで、国民の生命、財産を守るてだてと、国民の幸福の享受に真剣に取り組んでくれればよい。

 同時に、憲法改正を進めて普通の国家の形を整えていただきたい。
普通の国家といえば、日本国にはいまだに「スパイ防止法」がない。普通の独立国ならスパイ防止法は絶対に必要だ。

 これがない日本では、いろんな国のスパイ活動が自由に行われ、国民の安全を脅かしているともいえる。

 日本が普通の国の法整備を行うことに反対する連中が、国家・国民の幸せと安全を脅かす。
 反日野党は厚労省の統計問題だけを追求して国会は空転している。もっと大きな問題で真剣な議論を戦わせて行くべきではないのか。