面白い虹を見た


 朝8時に起床。外の明るさに誘われてお陽様を拝もうと、東の空を見上げた。
少し雲がかかり光の強さがいつもより弱い。

 まわりに目を移すと、左の方の雲の輝きが違う。すこし色がついているような雲だ。
もしやと思い右を見つめたら、はっきりとした弧を描く虹が見えた。

 もう一度太陽を中心に空を見渡したら、今度ははっきりと左右に虹が見えた。
どちらの虹も弧を描きどうやら太陽を虹の円が取り囲むような現象だ。残念ながら上空の雲は暑くて虹の上の方は見えない。

 しかし、太陽を円で囲む虹がかかっていることは予想された。急いで家に引き返し家内を起こす。
 虹の話をすると、虹の大好きな家内は寝巻のまま飛び起きて「何処に出ているのよ」

 家の中からは見えないので、二人で外へ出て虹を拝む。家内はスマホ片手にバチバチと虹がかかる空を撮影。

 奇しくも今日は家内の誕生日。
昨夜は体調が悪くて沈んでいた家内は、すっかり元気になり誕生日の奇跡(?)に舞い上がっている。
 どうやら体調の悪さは吹き飛んだ見たいだ。

 私は「虹さん、素敵なプレゼントをありがとう」と無言でつぶやき家の中へと引っ込んだ。