沖縄の県民投票の行方


 ヤフーニュースで、来月24日に行われようとしている沖縄県の県民投票。

宮古島、宜野湾、沖縄、石垣、うるまの5市がこの投票に疑義を唱え、うるま市はまだ決定はしていないが他の4市ははっきりと拒否を示した。

 結局投票を行っても、32万人に及ぶ3割の民意は反映されないことになる。

 こんな県民投票が果たして何の意味を持つのだろうか。

 私には、新知事の玉城デ2―氏の、こんなことを実施しましたというアリバイ工作にしか見えない。

 県民投票で問題視されているのは、米軍の辺野古移転であることは言うまでもないのだが、この問題ではどうしても世界一危険だという普天間飛行場の移転に伴う問題点をスル―して論じるわけにはいかない。

 ところが、玉城知事以下、県民投票を行おうとしている一派は、ただ、辺野古移転はノ―だけで、普天間の危険性はこうするという解決案は示そうとしない。

 県民投票の拒否を決めた4市の人々が納得いかないのは、当然のことではないか。
 また、石垣市などは尖閣周辺に現れる中国の交船に脅威を感じて漁業権まで奪われたような日々を過ごしている。
 翁長前知事以来、県は石垣市の漁業に携わる人々へ何をしてくれたというのか。