暖冬の異変(?)


 気象予報士によると、昨秋からエルニーニョが発生しこの冬は暖冬になるだろうとの予報が出ていた。

 いまのところその予報が見事に当たり、九州は暖冬傾向が続いている。

 氷点下の朝が少ない。氷が張った日は僅か一度だけ。

 これらのことが原因なのか、今年は「ひよどり」をほとんど見かけない。
いつもなら、けたたましい鳴き声をたてて収穫しなかった柿や木の実を集団で食べにやって来るのだが、この冬は静かなものだ。

 おかげで我が家の玄関先に植え込んでいる「万両の実」が無事というのは嬉しい。
ひよどりは色の識別ができるのか、赤い実だけを狙い茶色の実には向関心だ。

 そう言えば、ミソサザイコゲラなどの冬にやってくる鳥も姿を見せない。
暖冬は有りがたいことだが、自然界のバランスはいつものような光景が見られる方が楽しい。

 あと1週間ほどで一番寒い時期に入る。
寒がりの私が寒さを期待するのはおかしいのだが、平年通りの季節の推移が楽しめる日本の四季が恋しくてたまらない。