昨夜のプライムニュース




 前防衛相の小野寺五典氏が出演していた。
日ごろは温厚で、あまり激しい言葉で相手を攻めるというシーンを見たことは無い。しかし、今度の韓国の徴用工の問題での差し押さえ、火器管制レーダーによる韓国の態度には業を煮やした憤りが伝わってきた。

 小野寺氏の言い分は一つ一つが最もなことで、私は大きく納得しながら耳を傾けた。

それに対して、もう一人のゲスト五百旗頭真 元防衛大学校長の発言にもの足りなさが際立った。
 この人の口からも韓国の暴挙を非難する言葉が出るだろうと思いながら聞いていたのだが、立場上からなのか終始客観論に徹して発言していたように思える。

 日本のEEZ内に侵入している他国の艦船を見つければ、近づいて何をしているのかを確認する。これは自国を防衛する最先端の任務についている自衛隊としては当然の行いだ。

 それに対して、呼びかけにも返答せず攻撃用のレーダーを照射する。こんなことが許されて良いはずはない。

 小野寺氏が怒るのも当然で、多くの日本国民の気持ちを代弁した言動だと思った。そして、韓国のわが国への対応だ。

 日本は政治問題化するな。とか、司法の判断に政府はとやかくは言えないなど言いたい放題ではないか。

 大法院の判事12名のうちこの2年間で8人を文在寅は新しく入れ替えを行っている。これは明らかに政府の司法介入ではないのか。

 そして、日本政府は謙虚になれ。とまでいう。

 ここまでコケにされても、五百旗頭氏からストレートに韓国を非難する言葉は聞かれなかった。

 今、日本国民の多くが政府の韓国への対応が口先だけで、実効性のある行動に出ていないことにイライラが募っているのではないか。少なくとも私はこのところイライラが募り爆発しそうな気持になる。

 日本の政治家や外務官僚は、私たちの子孫の安寧と平和な暮らしを考えているのかと問いたい。