平和ボケが国民を窮地に追い込む?



 産経のコラムに [風を読む] という欄があり12月18日に
  首都圏に広がるチャイナ団地  論説委員長 佐々木 類

という記事が掲載された。
 先ずはその一文を引用させていただこう。

 点と点がつながり線になった。それはいずれ面となり、首都圏で静かに、しかし、着実に広がり続けるだろう。

 中国人が多く住む通称「チャイナ団地」のことだ。
埼玉県川口市芝園町と千葉市美浜区の高浜・高洲エリアである。

 点と点をつないだのは、無許可で食肉を販売していた疑いのある中国人ドライバーだ。今年8月ごろからだ。川口ナンバーをつけた保冷車が美浜区をおとずれるようになった。中国人が同胞相手に商売する、よくある光景だ。

         中略

 買う方は違法販売と知らなかったとしても、食中毒や感染症の発生の危険性がある。衛生上極めて重大な問題だ。

         中略

 食肉販売には食品衛生法に基づき、都道府県知事の許可が必要だ。
だが、ドライバーは千葉県知事から販売許可を受けていなかった。包装された食肉のみを販売するとした県条例にも違反する。

 地元住民は、違法販売だけでなく騒音やゴミ分別の無視など、自治会ルールを無視する問題にも悩まされている。

 先の臨時国会で、改正入管法が成立した。今後、中国人ら外国人労働者が多数わが国に流入してくる。多文化共生という美辞麗句では片付けられない切実な問題が日常生活に横たわっていることを銘記したい。

         引用終わり

 戦後70年余、日本人は見せかけの平和の中で「平和ボケ症候群」という病に侵されてきた。

 その間に生まれ育った大多数の日本人は、”外敵”という恐ろしい病原菌に免疫を持たない温床育ちとして成長した。
 それが今の日本人の正体ではないのかと、ときどき不安で頭の中が一杯になる。

 新宿の近くの新大久保だったか、コリアタウンと呼ばれる地域でも、街を平気で汚す人たちの様子がルポされていたが、今だからほんの少しの話題で治まっている。

 しかし、このコラムの記事のような状況が日本全国に広がるのは、そんなに時間を要することではないだろう。
 その時、日本人は彼らにわが国の常識、生活文化を伝え毅然とした態度で従ってもらおうと努力できるのか。

 自分たちでどうにもならないとなると、すぐに自治体や政府に責任転嫁を図り火中の栗を拾うことを避けようとする事態が想定される。

 このコラムの記事などを参考にして、今から来るべき事態に備える知恵を出しあい
自治体などとも情報交換を密にして、手遅れにならないような気運を高めていく必要があるのではないか。

 日本の国土は我々の祖先が、長年かかって築き上げた宝物だ。生活習慣や文化が異なる人々が来日して仲良く暮らせることは、素晴らしいことだと思う。
 それには、お互いがその国の法律を守り、その土地のルールを理解して溶け込んでいくことが肝心だ。

 美辞麗句だけに酔っていては、必ず不満が破壊を引き起こす。
そんな事態だけは起こって欲しくない。