普天間の危険性除去を叫ばない辺野古反対派たち
TBSのNスタでは、沖縄の人たちの意見をと、インタビューして県民の多くがこの埋め立て工事について反対していると言った印象を伝えようと懸命だ。
その中で県民の一人が「どうして沖縄ばかりなのでしょうね」と、基地負担が沖縄にだけ偏ることに異議を唱えたい口調で答えていた。
沖縄の他の土地を探すとして、沖縄以外にここなら絶対に基地としての機能を発揮できる土地を上げて欲しいと問えば、適切な答えが返ってくるのであろうか。
確かに基地が沖縄に集中していることは否定はしない。
だが、国土防衛という観点から考えると、沖縄の地勢的な要素を無視して論じることはできない。
そして、私が最もおかしいと思うのは、反対派の皆さんから世界一危険な普天間飛行場の危険除去という声が上がってこないことだ。
玉城デ二―知事が、県民投票のことを口にしたことがある。
尖閣諸島を管轄する石垣氏も同じ動きだ。
ところが、翁長前知事時代から、そうした地域の住民の声は無視されてきたように感じている。
朝日、毎日、沖縄の2紙などが盛んに宣伝して、沖縄から米軍を追い出そうとする図式は、かってフィリピンが米軍を追い出してその後に、待ってましたとばかり南シナ海を埋め立て軍事基地をつくった中国の覇権主義を応援する姿と重なってしまう。