浦島太郎はこんな心境だったのかなあ?



 金曜日(9日)は、久しくあっていない友人が郷に来るというので、お昼を済ませて勇んで出かけた。

 11月とはいえぬ陽気で、道々に眺める紅葉の山が素晴らしい。
九州もようやく本格的な錦秋を迎え、どこも人出が異常なほど多い。

 日ごろ見慣れた山あいも、色とりどりの山肌の賑わいは、新鮮な感動をもたらしてくれる。

 大分県の紅葉の名所をつくる山は、ほとんどが岩山に緑の松とモミジやハゼなどの紅の際立つところが多のが特徴だ。
 江戸時代の詩人であり儒学者頼山陽が、耶馬渓を旅行して素晴らしい景色に堪能、それを旅行記で残しているとか。



 知人夫妻と楽しい2日間を過ごしたのは良いが、情報がほとんど入らない。テレビも民放は全く観ることが出来ない。かろうじてNHKは見たのだが、その中で、夜9時過ぎのニュースで中国のウイグル自治区での激しい人権弾圧のことを報じていた。

 やっと、この問題を取り上げたという感じだが、まったく無視するよりは良い。この問題についてテレ朝やTBSはどう扱ったのだろうか。

 アメリカは、経済戦争や南シナ海問題と絡めて、かなり厳しくこの問題で中国を糾弾している。
 トランプ主導ということもあり、ニューヨークタイムスやワシントンポストのスタンス、CNNなどの反トランプのメディアが今後どうでるのか注目したいところだ。

 情報はというと、無人の野菜販売の店を荒らしていた盗人が捕まったということくらい。家内はまだ飯田高原に居たい様子だったが、私には苦痛な場所。早く帰りたい気持ちがはやり友人を送り出して30分後には、帰宅のために車をスタートさせた。

 情報が入らない世界というのはどうも落ち着かない。竜宮城から帰還した浦島さんの気持ちもこんな状態だったのかと、おとぎの世界の主人公に同情的な気持ちになった今夜である。

ところで新聞や民放各局は、ウイグルの問題を取り上げるのだろうか。それともお得意の”知らせない権利”を行使して、知らぬ顔の半兵衛を決め込むのか。
 明日から注意してその様子を観察することにしょう。