なんでこんな人間が大きなツラをしていおれるのか。



 皆さん立憲民主党の杉尾秀哉という参院議員を良くご存じだろう。
元TBSのアナウンサーで、平成28年当時の民進党共産党など野党連合の統一候補として立候補して当選した人物だ。

 彼の特徴は、時間をかけて調査を行わない。多くの資料に目を通し、しっかりと根拠を固めようとしない。他人の名誉を棄損する恐れがある場合などは、証拠固めを怠らないことが必要だがそれを行わない。

 一応、ジャーナリスト出身であれば、こんなことを実行した上で質疑に立つ。これはイロハのイの字ではないのか。
それが、「安倍首相が加計学園の理事長と何度もゴルフなどで顔を合わせ、食事も一緒におこなった。ビジネスの話が出たことは間違いない」とロクに調査もしないまま決めつける。

 この決めつけで思い出すのは、オウム真理教の事件だ。
松本サリン事件の時、杉尾は当時疑惑を持たれていた河野善行さんを犯人と決め付けた。
 これは、杉尾秀哉とTBSが行った、はなはだしい人権侵害そのものであった。
杉尾にその反省はあったのか。
 真摯に反省をしておれば、得意技の決めつけはいくらか治まっていたであろう。

 だが、坂本弁護士一家のオウムによる殺害事件が、その後起こった。
日テレにより”TBSのビデオ問題”が報道されたその日の夕方、杉尾は「ニュースの森」という自分がメインキャスターを務める番組で、日テレへの抗議文書を読み上げた。

 TBSからビデオを見せられたオウムの関係者は、その9日後の未明、4人で坂本家を襲い1歳になるお子さんを含む一家を全て殺戮した。
 この事件の発端は、TBSと杉尾らの我が身かわいさだけの行動に原因があったことは多くの国民が、その後の官憲の調査で知ったことだ。

 真摯な反省どころか、TBSはビデオなど見せてはいないと、ウソをついて国民をだまし、後日逮捕された早川の自供によりそのウソはばれた。

 この事件は、先日のオウム信者の幹部がほとんど死刑を執行されて、終止符がうたれたような感じだが、TBSや杉尾秀哉の犯した罪は、永遠に消えることは無い。

 こんな、異常な心を持った人間が、どうして国会という国民の代表が意見を述べ合う場に、堂々とでてくることができるのか。
 彼を選んだ有権者の見識もさることながら、彼を受け入れた立憲民主党の姿勢も疑われる。

 私は国会からこんな人物が消えて無くならなければ、日本国は良くならないと考えてしまうのだ。