これからは、本人へ自己責任をとらせる法制化を急ぐべきである


 自称か公称か知らないが、ジャーナリストの安田純平なる人物が、シリア内戦の取材で日本政府が自粛要請しているにも関わらず、危険なシリアにのこのこと出かけ、過激派と思われる連中に拘束された。

 かなり、前の話だ。

 その安田氏が釈放されたと、今日は朝からテレビはこれをトップニュースで取り上げる。夕方テレ朝の番組では、安田氏の奥さんまで登場させて、キャスターの男はなんども頭を下げながら、「良かったですねえ」を繰り返した。

 その後のネットのニュースで、何とか監視団というのが「安田氏の釈放については、カタール政府が3億3700万円の身代金を支払った」と発表したらしい。

 この拘束した組織の連中は、拘束した人物の祖国などへ身代金を要求して、活動資金を得ているとか言われた来た。

 身代金の話は当然のこととして、我々は納得する。

 だが、日本政府は、秘密裏にカタール政府へ、必ず肩代りされた身代金と謝礼を支払うのではないか。
 日本政府の自粛要請を振り切り、勝手に出かけて拘束され、最後は我々が拠出した税金で解決する。
 これは私にはどうしても納得がいかない。

 北朝鮮に拉致されて悲惨な目に会っている方々とは、180度事情が違うのだ。

 政府は早急に、事件解決した後には、身代金などのたてかえ費用が生じた場合は、本人またはその家族、および親族が責任を持って返済するという法律を作るべきだと思う。

 それでなくては、この種のバカげた行為は無くならないのではないか。