テレビ局が、視聴率にこだわるのであれば…。、



 ここのところ、テレビのワイドショーは、朝も昼も夕方もチャンネルを何処に変えても
サウジアラビアのジャーナリスト殺害事件””台湾の高速鉄道の事故”などを懸命に伝えている。
 付け足しのように、愛ちゃんの卓球引退、クライマックスシリーズなどを軽く流す。

 この偏り方には呆れて、私はすぐに消してしまう。

 テレビがマスコミの一員を自覚しているのであれば、10月12日に東京で行われた日中与党交流協議会で、中国の宋中央対外連絡部長が発言したことなどは、ひごろ何かあれば報道の自由だとか、表現の自由を標榜するマスコミには聞き捨てならないことだったろう。

 だが、この言論統制言論弾圧ともとれる発言に対しては、産経を除くと、新聞もテレビも口をつぐんだままだ。

 アメリカが関わるサウジアラビアやトルコの問題になると、大変な時間を割いて特集を組む。
 しかし、トランプ政権やEC諸国などが大きな問題だとしている中国のウイグル自治区の人への弾圧。100万人を収容所に入れて拷問やレイプを行う、これ以上は無いと思われる人権弾圧に対しても、テレビも新聞も取り上げない。

 これらの話題を私の周りの人に聞くと、知らない人が多い。
日本のマスコミだけを情報源とする人々は、新聞やテレビが取り上げないと知らないままだ。

 私がこの話題を取り上げると、興味深々で聞いている。つまり、テレビで特集でも組めばかなりの視聴率が取れるのではないか。

 テレビ局がこのように偏向して報道を続ければ、テレビ離れはどんどん進むに違いない。
 今やわが国のマスメディアは、、中国共産党の御用機関となった感じさへする。
中国に都合の悪いことは、報道しない自由を発揮して国民に知らせない。

 これで良くも報道機関と言えるなあと、私は呆れてものが言えなくなるのだ。