報道規制などと言えば、わが国のマスコミは発狂するのに何故?


 言論弾圧発言にも万雷の拍手 何のための日中対話なのか
                          産経新聞論説委員長・乾正人

 という記事が「風を読む」というコーナーで発表されている。
先日行われた自民、公明両党と中国共産党の定期対話が開かれた。その中で中国共産党の宋中央対外連絡部長は、講演で「メディアに真実を報道するよう働きかけ、正しくない報道は訂正してもらう」と自民、公明両党に、中国に都合の悪いことを報道させないよう日本のメディアを規制するように呼びかけた。

 中国に言論の自由は無い。
宋氏は中国共産党同様に日本の与党も言論を統制しろ、と要求したのだ。あからさまな内政干渉と言ってよい。

 しかし、取材した記者によると、講演中、議員の皆さんは居眠りもせず、お得意のヤジも一つも出ず、最後に万雷の拍手を送った。

 後刻、開かれた自由討議の場でもこの話題は一切、出なかったという。

 民主主義の根幹である言論の自由を脅かす乱暴な言動に抗議一つせずして何のための対話か。終了後の記者会見で自公の幹事長が報道の自由について言及したのが救いだが、黙っていれば、相手はますます増長する。

   引用はここまでにしておく

 私は、この講演会に参加した自公(野党の議員は参加できなかったのか?)の議員の体たらく。日ごろ有権者の前では威勢の良いことを言いながら、中国共産党の幹部の講演では言論弾圧ともいえる暴言に、一言も文句が言えないクソ議員たちの名前を知りたい。

 さらに、講演には参加していなくても、日ごろ表現の自由言論の自由を殊更尊ぶ野党議員の皆さん並びに、規制の標的となったマスコミのお歴々から何の異議も出てこない(私の情報入手不足か?)

 人権弾圧を堂々と行い、外国へ出かけてその国の報道まで規制しろと暴言を吐く中国の人物へ何も抗議できない。そんな国会議員やマスコミの連中が信用できるわけがないではないか。

 この記事を書いているうち、頭の中で鎮静化していたマグマが沸騰してきそうだ。今夜は眠れるだろうか?