日本の司法も韓国並みになったのかと嘆いていたのだが
日本はエネルギー資源をほとんど外国に頼り、石油、液化天然ガスなどを高い金額で輸入。我々消費者は高い電気料金を仕方がないことだと、我慢しながらその負担に応じてきた。
民主党政権時の菅直人総理が、自分の退陣と引き換えに太陽光発電など、再生エネルギー法案を通し、世界標準の2倍もの高額で電力会社に買い取りをさせる。そのツケは我々消費者にまわり、上乗せされた高い電気料金を文句も言わずに支払う。この構図が今の日本のエネルギー事情の実態である。
そして、昨日、広島高裁は
という結論が出たのだ。
もともと、同じ広島高裁で、130キロも離れた阿蘇山の大規模噴火による火砕流の後が発見されたという話は、今から数万年前の話だ。それを根拠にして数万年前にそんなことがあったから、四国の原発の運転を差し止めするという前回の判決には唖然となったものだ。
この判決を出した裁判官たちは、どこの国の人間なのか?という疑問が頭に湧いて論評する気持ちにもなれなかった。僅か数人の住民感情に合わせて何も言わない原発容認派の住民の気持ちを無視する。
しかも、差し止めの理由がまるで漫画チックではないかと、私は呆れたものだった。まるで韓国の裁判が日本で再現されたのかと、そんな想いが頭をよぎったものだ。
昨日(9月25日)の広島高裁の異議審決定で、三木昌之裁判長は、四国の伊方原発から130キロ離れた熊本県・阿蘇カルデラ火山について、「大規模な破局的噴火が起きる可能性が根拠をもって示されておらず、原発に火砕流が到達する可能性は小さい」と指摘。四国電力の伊方原発3号機の再稼働を認める判決を出した。
原発再稼働についての判断で、耳を疑うような判決が続いた最近の状況であったが、ようやく常識的な見解が出たなと、ホッとした次第である。