何が”善戦”なのか。マスコミの歯がゆさがコメントでバレバレだ!


 少し時間が経ち過ぎたきらいがあるのだが、先日20日の自民党総裁選のことだ。
朝日や毎日など、反日的態度を露わにして、国民を扇動する日本のマスコミの大半は、石破氏が今回の選挙で”善戦”したと、盛んに敗れた石破氏にエールを送っている。

 22日の[産経抄]では、私の総裁選への想いを代弁してくれているので、久しぶりに取り上げたくなった。
 このコラムでは冒頭、安倍氏と石破氏の得票が553対254とダブルスコア―であったことについて、「約300票の大差をつけての安倍首相の勝利に対し、マスコミ報道が石破氏の結果を「善戦」と盛んに表現していることへ違和感を投げかけている。

 毎日ごときは21日朝刊で「国会議員票、党員票とも『善戦』」と書いてあったとか。国会議員票では8割強が安倍首相の得た票であったことを、2割にも満たない石破氏の得票結果を”善戦”という言葉でごまかす姿勢はどうなのか。

 そして、「産経抄」の筆者は言う。

 肝心の党員票にしても疑問は残る。前回平成24年度の総裁選では、5人が立候補した中で石破氏は党員票の55%を獲得し、安倍首相は29%にとどまっていた。それが今回は一騎打ちで安倍首相が55%、石破氏が45%と逆転しているのである。

 現職首相の強みはあるにしろ、党員票を大きく伸ばしたのは安倍首相であり、石破氏は得票率を減らしたというのが客観的な数字である。永田町界隈の事前予想を上回ったら善戦だというのであれば、何とハードルの低い話か。

 さらに21日朝日新聞朝刊は一面で「『圧勝』出来ず政権運営に影」、2面で「首相 崩れた『圧勝』」と見出しを付けていた。だが、首相は全体で7割弱の票を確保したのだから、読売のように圧勝だと認めるのが素直な見方だろう。
 (以上、産経抄より引用)

 このような、マスコミの論調に勇気が出たのか?麻生太郎副総理兼財務相が「どこが善戦なんだ」と発言したことに対し、石破氏は「党員の45%が(自分を)支持したのはすごいことだ。『善戦ではない』というのは党員の気持ちとズレを起こしているのではないか」と反論したらしい。

 私には、大半のマスコミや石破氏の言動を聞いていると、”ズレている”のはお前たちなのではないかと思えるのだが…。
 とにかく、朝日を筆頭に安倍政権を潰したい、終わらせたいという気持ちが、最近ははっきりと「安倍憎し」へ変わり、なりふり構わず反安倍の対象への援護射撃に力を入れる。そこには信念もプライドもない。

 もともと、石破氏だって自分たちの嫌いな保守の政治家だ。石破氏が以前防衛庁長官であったころは、盛んに反石破を標榜し紙面にも”軍事オタク”として、石破批判の記事を掲載していたはずだ。

 こんなマスコミの言い分に、ころっと洗脳される人々が何と多いことかと、情けなくなる。