安倍晋三氏圧勝にも、マスコミは石破氏善戦???


 自民党の総裁選は、予想通りの結果となった。
安倍氏が6年前は、党員票で石破氏に大きく差をつけられて、議員投票で逆転したのだが、この時は町村さんが立候補していて、党員票では安倍氏が町村氏のテリトリーでは、配慮する行動をとった。

 今回の石破氏の思惑では、議員票では大きく水をあけられている。しかし、前回のときは地方の党員は自分に味方してくれた。もう一度柳の下のどじょうを狙ってという下心があったと思う。

 だが、党員票でも安倍氏は55%以上で、石破氏の45%を上回った。
これまでの安倍氏の実績と実現へ向けて行動する政治家としての本線を信頼したのだと考えられる。

 ところで、マスコミの石破支持と選挙の結果に対する姿勢がひどい!
”石破氏善戦”と、敗者の石破の持ち上げ方。これで次の党運営や内閣の人事では、石破派を無視できなくなったと、重箱の隅をほじくるような意見が長々と述べられる。

 大分民謡の宇目の歌げんかではあるまいに”要らん世話役他人のゲドウ”だと、嫌な気分になった。

 安倍氏は今後3年間実質的には日本のかじ取りを任されたことになる。福田康夫政権下で福田を応援しなかった、中川昭一、菅現官房長、麻生太郎などが徹底的に干されたことがあったが、政界では権力闘争は当たり前だ。

 麻生氏が言ったように、政治家は支持する者を決めたからには、それなりの覚悟をして堂々と渡り合えばよい。
 ただし、実現もできないことを吹聴して国民の機嫌をとるようになってはダメだ。

 ここのところをよーく考えて、どんなことが起ころうとも自分を貫くような姿勢を示す。少なくともマスコミの偏向した意識に迎合するような振る舞いはすべきではあるまい。

 最後に安倍晋三総裁、おめでとうございます。日本国並びに日本国民のために大変でしょうが健康にお気をつけて今後も奮闘されることを期待いたしております。