南シナ海仲裁裁定”無視”して2年!中国の実効支配着々…「法の支配」揺らいだまま
8月28日の産経ニュースで
中国の実効支配着々…「法の支配」揺らいだまま
という記事が掲載された。
オバマ政権時代の”穏健路線”の政策が、中国を怖いもの無しの状態にして、世界の軍事バランスの崩壊に手をかした結果になっている。
日本の将来、国民の幸せ、平和の維持などを考えた場合、日本は関係諸国に強く訴え中国包囲網の構築に努力すべきだったのではないか。すべて、結果論的になるので、人によっては今ごろ何を言うかと、反論をもらいそうだがハーグの仲裁裁判所の裁定は、一つのチャンスだと言えた。
この機を逃さず、多くの国に働き掛けて中国へ国際的な圧力をかけていれば、今の事態にいくらかブレーキをかけられたのではなかろうか。
私はここまで話しを進めるとき、いつも現行憲法の9条が主張の障害となってくる。
9条を廃止して、大きな防衛上の制約が取り払われたら、それだけで中国への威圧は増し、傍若無人の振る舞いにブレーキをかけることが出来るのにと、歯がゆい思いが頭に広がる。
ハーグの仲裁裁判所の裁定が出ても、国際司法を無視した中国の振る舞いをどの国も見て見ぬふりをすれば、国際間での法の支配は崩れ、平和のバランスまでおかしくなる。それで良いのか。日本国民は冷静にそこのところを考えるべきと思うのだが…。