非核化より南北改善優先、どうなる日米韓の連携?

 韓国の文在寅大統領の北朝鮮へののめり込み方は、エスカレートするばかり。
国連安全保障理事会での制裁決議などなんのそのだ!

 アメリカもこの文大統領の北への傾き方に懸念を示し始めたようだ。
産経ニュースによると、ワシントンポスト紙は27日、韓国の文在寅政権が米朝の非核化交渉と切り離して南北改善を進めようとしているとして、トランプ政権内で韓国政府への懸念が浮上していると伝えた。と書いている。

 米国国務省は一貫して「南北関係の改善が北朝鮮の核問題解決に先行することはない」との立場を示してきた。韓国が南北関係改善を優先して進めれば、非核化に向けた日米韓の連携に亀裂を招く可能性がある。

 同市によると、米政府高官は米スタンフオード大の専門家に対し「米国は建国と大きな問題を抱えようとしている。韓国は先に進む決心をした。もはや米国と足並みをそろえて行動する必要を感じていない」と語った。

 文氏は9月に訪朝して3度目の南北首脳会談に臨む予定。南北の当局者が常駐する共同連絡事務所を北朝鮮に解説する方向でも進んでいるが、米国は事務所への物資提供は国連安全保障理事会の制裁決議に違反しないかを注視している。
                                           (共同)

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  アメリカの言い方は穏やかそうに見えるが、政府高官たちは腹の中が煮えくりかえっているに違いない。
 文在寅の異常ともいえる北朝鮮へののめり込み方は、尋常ではない。
そして、国どうしの約束や連携を守ることの重要性、信頼し合い共通の歩調を整えてこそ成果が期待できるのが外交だ。

 それを、勝手に自分たちだけの思惑で、優先順位を入れ替えれば、これまでの同盟国の努力は何だったのかということになる。

 日本は先の日韓合意で、煮え湯を飲まされた。
だが、アメリカはそんな経験をしていないので、これから先の対応が見ものだ。