鋼や車以外は何でも食ってしまう人々?


 昨日の夕方のテレビ、
埼玉県川口市の公園に「蝉の幼虫を捕獲しないでください」という意味の立て札が立ったことを取り上げていた。

 日本語、英語、中国語などいろんな国の人が分かるように、3枚の看板が立てられていると、ニュースは取り上げている。

 一応いろんな国の人に伝える形式になっているが、一番訴えたいのは”某国”人々へのお願いの看板だということがすぐに分かる。

 というのも、蝉の幼虫が大量に捕獲される川口市蕨市には、さる国から移住してきて住み着いた人々が大勢いるからだ。

 この人たちは、蝉の幼虫が地表に出てくるための穴を見つけて、その穴に水を入れる。苦しくなった蝉の幼虫はあわてて地表に出てくる。それを一網打尽に捕獲するらしい。

 この人たちにとっては、蝉の幼虫は炒めて食べるt美味しいのだそうだ。

 自分の国でセミを幼虫の時から食ってしまうことには、誰も反対はしないだろう。だが、日本へきて住みつき、日本の夏の風物詩である蝉の声が聞こえなくなるのは、私は寂しい。
 蝉の声は時としてやかましくはあるが、これが聴こえなくなるとその年の夏は物足りないものになってしまう。

 今時は、蝉をとってまわる子どもはあまりいないだろうが、網をもち木々が生い茂る公園に出かけて蝉取りに夢中になった幼き日は今でも鮮明に記憶に残っている。

 それなのに長い年月羽化を待ち続け、ようやく地表に出てきた幼虫を食ってしまうことには、激しく憤りを覚える。

 環境庁、外務省などは、日本の環境を破壊するこのような行為に、強い気勢をかけて欲しいものだ。