「恥ずべき過去」もいつの間にか「誇らしいもの」に、訳の分からない国…。




 いつも気になりながら、スル―していた産経の記事に[ソウルからヨボセヨ]というコラムがある。
 昨夜何気なく開くと、皮肉を込めた面白い記事だということが分かった。
この記事を引用させていただき、私の感想も載せてみよう。

 引用開始
[ソウルからヨボセヨ] 慰安婦像設置・・・「恥ずべき過去」がいつの間にか「誇らしいもの」に
 韓国政府制定の「慰安婦記念日」の第1回式典が14日、ソウル近郊で行われた。この記念日を韓国語では「キリム」といっているが、これはいいことやいいことをした人を褒めたたえ、顕彰するというのが本来の意味である。

 以前、慰安婦像が海外を含めあちこちに建てられ始めたころ、この言葉が問題になったことがある。国立の国語研究所が慰安婦記念にそんな言葉を使うのはおかしいと批判したのだ。学問的良心(?)から誤用を指摘したわけだ。ところが今回、政府自ら堂々と公式名称に「キリム」を使ったものだから驚いた。

 慰安婦問題の初期には韓国の新聞にも自らの問題として「恥ずべき過去」であり「愉快なことではない」という良識ある苦渋の社説が出ていたが、今やその「過去」は逆に褒めたたえ、かつ誇らしい(?)ものになってしまったようだ。

 全国各地の学校や公園に慰安婦像が建てられ、記念館や記念公園、研究所ができ、小学校をはじめ教育やメディアでは繰り返し「たたえ」られ、記念リボンをはじめ慰安婦グッズさえ制作されている。竹島と同じく韓国人にとっては”愛国シンボル”といってしまえばそれまでだが、今年の夏もまた「日本抜きの愛国はないのかしら?」と切ない思いを再確認したしだいです。 (黒田勝弘

 引用終わり

 実は不謹慎(?)かもしれないが、私はこの記事を引用しながら”笑い”がこみ上げる衝動にブレーキをかけることが困難であった。
 普通、誰が考えても「慰安婦」という言葉を意訳(?)すれば「売春婦」ということになる。

 国立の国語研究所の見解は正しかったのだが、いつの間にかその「恥ずべき過去」が国民感情により「誇らしいもの」に変身した。
 さすが国民情緒法の韓国だ。国立研究所の見解も黙らせ政府の言い分も国民感情に沿うように”キリム”という言葉の使い方まで変えてしまった。

 売春婦の行為や日本に対する姿勢を誇らしいとする国家を、世界中で探しても韓国以外に見つかるだろうか。

 この国と付き合うことが、どれほど疲れるか、日本政府に同情したくなった。
もういい加減に付き合いをやめて、楽になって欲しいと日本政府にお願いしたい気持ちだ。