ヘイトってなんだろう?


 有田芳生参議院議員は17日、ジュネーブで開かれた国連人種差別撤廃委員会の対日審査会合で、日本政府代表が憲法の定める「表現の自由」を理由にヘイトスピーチ規制強化に否定的な見解を示したことについて「時代遅れの言い訳だ」と批判した。会合後に開かれた非政府組織(NGO)の共同記者会見で語った。

 と、産経ニュースは(8月18日)伝えている。

 有田氏は最近も川崎市で悪質なヘイトスピーチが起きるなど、多くの人が苦痛を受けている現実があると主張。最高裁もひどいヘイトスピーチ表現の自由を著しく逸脱し違法だとの判断を示しており、日本政府の姿勢は問題だとした。ともニュースは記している。

 だが、日本の現状は有田氏の言うとおりだろうか。
ヘイトとは憎しみ、憎悪することだ。
 そして、自分の嫌いな人種、宗教や思想などの持ち主への憎悪の気持が言葉として発せられれば、ヘイトスピーチとなる。

 ある人の意見であるが、「ヘイトスピーチ問題で『国家から言論の自由を奪われない権利』という基本的人権に対し、本来存在しない『国民からヘイトスピーチされない権利』を比較、衝突させようとするのが左翼だ。
 そして国家権利を弾圧して強引に『国民からヘイトスピーチをされない権利を法制化させる』この時点で、国家は法律によって国民の言論の自由を制限するわけだから、人権が侵害されている」という。

 私はなるほどと感心したものだ。
この人はさらにいう。「左翼思想とは、自由民主主義を破壊する思想でしかない」と。

 ヘイトスピーチと騒ぎ立て、衝突を大きくする張本人は、まさに左翼の行動規範を忠実に守り実行する者たちの特性ではないか。
 この有田参院議員もその一人であろう。

 たとえば、中国や韓国で起こる反日デモへの対応がそれではないか。
韓国での反日デモの連中は「日本人を殺せ」と叫んだり、その文言を書いたプラカードを掲げる。
 これこそ、ヘイトスピーチ以外の何物でもない。

 有田はこのような現実は、知らぬふりをして通すのか。
また、大方のマスコミの態度も同じだと言える。
 「日本人を殺せ」と連呼する反日デモのことを、ヘイトスピーチだと呼称して糾弾した新聞やテレビは皆無に等しい。

 他国の文化を否定して自分の嫌いな人権、宗教、思想、性などの持ち主を憎んでの発言すれば、それはヘイトスピーチだ。
 以前、保育園か幼稚園に自分の子供が入れなかったことに腹を立て、ツイッターかないかで「日本死ね!」と書き込んだ主婦が居て話題になった。
 この「日本死ね!」も当然ヘイトスピーチだ。

 それを、左翼は日本政府を攻める道具には使ったが、誰ひとりとしてヘイトだと騒いだものはいない。

 有田氏よ、この辺のことをよく考えていただきたい。