訳の分からない季節?



 昨夜の蒸し暑さは、私の田舎も最低気温が27度の熱帯夜だった。
途中で眠れなくなり、深夜に起きだしてパソコンの前に座り込んだ。
どうも、今年の夏はいつものようにはいかない。

 日が昇るとまだ”クマゼミ”がけたたましい音を立てて泣きわめく。日中は気温もぐんぐん上がり、毎日が35度前後の猛暑が続く。

 ところが先週あたりから、秋の夜なかに泣き始める”クツワムシ”が鳴き始めた。
コオロギもきれいな声で鳴いている。
 虫たちは、もう秋の訪れを感じているのだろうか。

 それとも、暑さに慣れて地表での活動が早まったのか?
午前中のクマゼミ、日が落ちてからのクツワムシ。この2種類の昆虫は騒がしさの横綱だ。

 ただ、目覚めるとクマゼミ、就寝時間にはクツワムシのけたたましい鳴き声には、かなり慣れた人でないと付き合いきれないだろう。
 都会に住む人であれば、どこかにクレームをつけたくなるのではなかろうか。
テレビの音声はかき消され、静かに夜風を楽しもうと思っても、情緒はすぐに無粋な虫たちによってかき消される。

 歌にあるような~♪アレ松虫が鳴き出した~、チンチロ、チンチロ、チンチロリン
ガチャ・ガチャ・ガチャガチャ、くつわむし~のような、情緒は到底感じられない。

 まだまだ暑さは収まりそうにないが、当分は虫たちとの共生しながらの生活が続きそうだ。