朝日英語版記事の自己矛盾
これは、[阿比留瑠比の極言御免]というコラムの表題である。
朝日が数年前、一度は虚偽の報道を認めて、謝罪らしきものを行った。しかし、その謝罪は形だけを繕うもので、朝日の本心ではなかったことが分かったからこそ、ケント・ギルバート氏やその仲間が「朝日新聞英語版の『慰安婦』印象操作中止を求める会」をつくり英語版記事の修正を求めたのではないか。
この阿比留瑠比氏のコラムから一部を引用させていただくことにする。
これについてギルバート氏らが「読者は『強制連行』や『性奴隷』を想像する。海外に対して、どれだけ悪影響があるか分からない」と指摘し、印象操作の中止を求める1万400票の署名と申し入れ書を朝日側に提出したのだった。
ところが朝日は、
すでに根拠が無かったことが判明している5件の「河野談話」
の記事を引いて反論し、「forced to provide sex」の表現は「意に反して性行為をさせられた」という意味だと強弁して申し入れを拒否したのである。
ギルバート氏は24日の夕刊フジで「朝日新聞の正体が確認できたという点では意義があった」と語っているが、筆者も朝日の不誠実さと自己矛盾について付け加えたい。英語版記事が「(慰安婦の)多くは朝鮮半島出身だった」といまだに書いている部分である。
「朝鮮人女性の比率も、現在の知見に照らすと不正確でした」
朝日の英語版記事に詳しい現代史家の蓁郁彦氏によると、慰安婦は日本人が4割で朝鮮人は2割程度だった。どの民族の比率が高いかどうしても書きたいのならば、「多くは日本人だった」と素直に記したらいいではないか。
以下省略
相変わらず”新聞は朝日でなくっちゃあ”とか、”朝日の記事は良心的だ”と頑固にこの新聞を読み続ける輩が多いことにも呆れてしまう。
本当は、とっくの昔に姿を消していてよい新聞だ。
自分で撒いたウソを反省せず、すでに根拠なしとして信頼されていない「河野談話」などを持ち出し言い訳するあさましい姿。これがわが国の大手メディアの一つで、多くの人々がその影響下にあるとしたら、背筋が寒くなる。