ラオス、完成間近のダム決壊で、死者多数。手抜き工事をしたのは?



 ニュースでも話題になっているのだが、日本の水害の被災がひどくこの暑さの中被災された方々は大変だと思う。
 どうか、熱中症などに気をつけられて、乗り切ってほしいと願っています。

 ところで、東南アジアのラオスという国でも、電力需要、タイへの電力輸出のためにメコン川流域に大規模なダム建設を国家事業として行っていた。
 完成間近のこのダムが決壊して、行方不明者が1000人以上も出る大きな災害が発生している。分かっている者だけでも100人を超えるという。

 私のブロ友さんの記事でこのことが伝えられた。少し引用させていただきながら、この大災害に触れてみたい。

 7月22日の豪雨(ラオスなどあちらは雨季真っ最中なのだろう)で、ラオス南方のシエ・ピアン・シエ・ナムノイ・ダムが決壊した。下流域の人家が多数呑み込まれ大惨事が発生。不明者は1000人以上といわれている。

 タイへの電力輸出は計画されていて、この事業の同元はタイらしい。タイはこの事業に70%の出資を行い、今回のダム決壊で受ける損害のほとんどは、タイの金融機関だとか。

 ところで、完成間近のダムが決壊するなど、あってはならないことだが、ラオスといえば工事の請負は中国だろうと思っていたが違っていた。

 この工事を請けたのは、韓国だったらしいのだ。
SKエンジリアに二ング集団と電力専門の韓国企業が、ラオスのゼネコンと組み合弁企業をつくり工事を進めていたとか。

 熱帯雨林気候の国々では、雨期に入ると長く相当の雨が降る。当然ダムが受け持つ水量は途方もなく大量になり、ダムの設計、強度、どのくらいの水量に耐えられるかなど、緻密な計算の元工事は進められたのであろう。

 被害の実態はこれから、少しずつ解明されてゆくだろうが、失くした命は戻らない。もし、手抜き工事による人災だったとしたら、大変なことだ。