老人ホームの夏祭り


 叔母が日ごろ生活している老人施設の”夏祭り”が行われた。
入所者は80人近くが利用している施設で、県の北部では最大の施設の一つだ。

 だが、認知症の方などが多く暮らしていて、重傷者も多い。毎日のように訪れる私たち夫婦にも施設の方から「是非参加してほしい」と言われ、今日は朝から出かけていた。

 会場は施設内の大食堂で、ここに入所者40人、ヘルパーなど職員が25名くらい集まり楽しい一日を過ごした。
 ほかの入所者の家族にも周知は行っていたらしいのだが、この猛烈な暑さだからか、他の家族は2~3名と寂しいものだった。

 施設の職員が手作りした小さな神輿が、会場をねり回り祭りが始まった。
射的や金魚すくいなどのゲームらしきもの、かき氷をつくりみんなで食べる。スイカ割りを行ったり、唄を歌ったりお年寄りの皆さんは、自分にできることにチャレンジしながら、笑い転げ楽しい時間が過ぎて行く。

 自分の力で自由に外出したりできないお年寄りが圧倒的に多いので、今日参加したお年寄りの皆さんは、とても良い時間が過ごせたようだった。
 
 この暑さに負けないように、元気で猛暑を乗り切ってほしいものだ。