国連人権理事会などあっても無意味だ。


 ヘイリー米国連大使は18日、ワシントンのシンクタンクで講演し、米国が離脱を表明した国連人権理事会について「最も深刻な人権侵害を行う国家を非難するのではなく擁護してきた」などと批判し「国連最大の失敗」だと主張した。国際的な枠組みを軽視するトランプ政権の姿勢がさらに鮮明になった。
 と、産経ニュースが伝えている。

 トランプ政権が、人権委員会に非難を集中させているのは、「イスラエルへの慢性的な偏見」からが最も大きな理由であろう。
 また、虐殺の犠牲者とみられる遺体の集団埋葬地が見つかったコンゴを昨年10月にメンバーとして承認したことを挙げ、人権侵害国を排除できない仕組みに疑問を呈している。

 イスラエルの入植活動に非難を集中させる一方、中国やキューバといった人権抑圧が顕著な国々での被害を無視してきたとの見方も示し、人権理事会は「良心の在所ではなく、政治の巣屈」だと糾弾したという(共同)

 昨夜、就寝前BS1での国際ニュースを見ていたら、忠告政府がウイグル自治区の住民を何十万人という単位で拘束したとかを報じていた。

 アメリカの怒りも分かるのだが、この人権理事会という組織は、”人権無視委員会”と改名した方が良さそうだと思える場合が度々だ。

 中国はチベット新疆ウイグル自治区での民族浄化や人権抑圧をかさね、政治犯として収監された人のうち、死刑判決が出たものは「生体臓器移植」のドナーとして使用している。気功集団の学習者たちへの弾圧もひどい。

 こんな国が主導し、政争の場と化した今の人権理事会にとどまる意味はない。この点で私はトランプの選択を支持したい。

 こんなひねくれた組織は、早々に解散して出直すべきだと思う。