中国のフェイクニュースが目に余る!


 産経ニュース 7月18日
[北京春秋] 中国のフエイクニュースが目に余る

 中国のスマホ用アプリには、目に余る「フエイクニュース」が散見される。

 中国に定住する日本人が増えているという記事が最近相次いだ。日本は国土が狭く物資や資源が不足しているため、数十万人の日本人が上海で暮らし、「今や追い出そうとしても追い出せない」と書く。日本人が「自分たちの文化を宣伝」し、現地住民を困らせているという記事もあった。

 いずれも匿名ブロガーによる記事のようだが、こうした噴飯ものの情報が「ニュース」として配信されるのだからたまらない。コメント欄には「米国にもチャイナタウンがあるじゃあないか」と冷静につっこむ声はあるが、「やつらはスパイだ」 「また中国を侵略する気か」といった感情的なコメントのほうが多い。

 日本外務省によると中国に滞在する在留邦人は12万4162人(昨年10月時点)で2012年をピークに減少の一途。上海の滞在者は4万人余りだ。一方法務省の統計によると、日本で暮らす在留中国人は昨年末時点で73万890人と過去最多を更新している。

 言論NPOなどの世論調査によれば、スマホのニュースアプリや情報サイトを通じて日本の情報を得る中国人は20代未満で6割近くに上っている。一部サイトが言論統制のお目こぼしを理由に狭隘(きょうあい)な排外主義に走っているとしたら、憂慮すべき事態だ。 (西見由章)

        引用終わり

 戦後のわが国の動向からずっ~と気になってきたのが、日本人大多数の危機感の欠如だ。
 今日のテレビでは、野外学習で「疲れた」と訴えていた小1のお子さんが、熱中症尊い命を落とした。これも、周りの大人(教師たち)の危機感の無さが原因の一つだと思われてならない。

 上に引用した産経の記事内容とは、違うじゃないかとの、ご指摘を受けるかもしれないが、そうではない。

 このような、一見何気なく見過ごしてしまいそうな情報も、冷静に捉えると近年中国が主張する南京事件や韓国の慰安婦問題、いわゆる歴史戦と言われる分野で、日本は官民合わせていつも後手に回ってきたことと、大いに関係があると思うのだが、それは私だけの独断なのであろうか。

 優しさか、寛容の精神なのかは分からないが、中国などが客観的に判断すると明らかにおかしいと思える、南京市での30万人虐殺説などは、日本国民すべての意思でそれを否定し、その根拠を述べて歴史戦に応戦すべきだと思う。

 何しろ、”ウソも100回言い立てると真実になる”とうそぶく面の皮の厚さでは世界一の国だ。日本人がそれを許し、その結果がどうなるかを考察しない。自分たちにとって都合の悪い結果が出たとき初めて気づき、慌てて攻める対象を探す。

 これが、日本流の”危機感の欠如症候群”なのではないか。

 この記事の筆者も最後に述べているように、中国でのフェイクニュースの蔓延をほっておくと、憂慮すべき事態を引き起こしかねない。

 日本としては、外務省や法務省の統計などを根拠にして、中国人たちのフェイクに正面から対抗していく。こんな対応が求められているのではないかと思う。