”兄弟は他人の始まり”という先人の言葉は本物だった。
ついこの間まで、民主家(ケ)という家庭で育ち、親は鳩山、菅、野田と変わった。その間、日本国という法人(?)の経営者の家系として、それなりに頑張ってきたらしいのだが、国会という株主総会で社長以下執行部の退陣となった。
民主家に代わり社長以下の執行部は、自民家と公明家の2家族でリードすることになり、社長に安倍晋三という返り咲きの人物を選んだ。
この安倍晋三氏は、経営手腕を発揮して、以前の民主家の何も決められないドタバタ経営を見事に立て直していく。
民主家のもとで7000円台と低迷していた株価も持ち直し、積極的な外交を展開し、外国との取引などで、海外企業からも失っていた信用を取り戻して、今日がある。
さて、民主家では、家族それぞれの考えが違い過ぎ、経営権を渡した後も何ら決められない正体を国民の間に晒した。とうとう兄弟間で意見の違いが鮮明になり、空中分解。
その結果、立憲民主家、国民民主家、希望家などの家を創設して、それぞれが独自の道を歩み始めた。
野党第一会派以外が主導する委員長解任決議案提出は極めて異例で、立憲民主家の根強い不信感が一気に表面化した。
「ばっさりと審議を打ち切り採決、というのは乱暴だ。中立公正な委員長の動きとして不適切な判断だ」
立憲民主家の長女(?)レンホウ参院幹事長は解任決議案提出後、記者団にこう強調したそうだ。
国会対応で足並みをそろえることが多い主要野党家では国民民主家だけが外れた。
「あまり勝手なことをやるなら、こっちも勝手にやらせてもらうよ」
枝野さんは、こう告げて一方的に電話を切ったらしい。
(ここまで、28日の産経ニュースを参考に、書かせていただきました。)
見事な兄弟げんかが始まったと、私は思った。
このような、救い難い不信感を持った兄弟どうしが、よくも3年半もわが国の政治のかじ取りをしたものだと。
それを知ってかどうかは分からないが、そこには自分たちの足元を見直す気持ちも反省する心も失われているのではないか。
私としては、この兄弟げんかは大いにやってもらいたい。
その上で、国民にあいそをつかされたということに気がつけば、まだ、救いがあると思えるのだが…。