習近平「領土は一寸たりとも失わない」



 習主席「領土は一寸たりとも失わない」 米国防長官と会談、
                   リスク管理で一致も譲歩せぬ姿勢鮮明

 という記事が、今朝の産経ニュースで掲載されている。

  訪中している米国防長官のマティス氏が27日、北京の人民大会堂習近平主席と会談した。
 この中で、習近平氏は「祖先が残した領土は一寸たりとも失うことはできない。他人のものは少しもいらない」と強調、中国による南シナ海の軍事拠点化に警戒感を示す米国に対して「拡張主義や植民地主義はとらない」と釈明しつつ、主権問題においては一切譲歩しない姿勢も鮮明にした。

 上の記事はその一部であるが、習近平氏がいう”祖先が残した領土”の中に、南シナ海から東シナ海へかけてのスプラトリー岩礁尖閣の島々が含まれるというのであろうか。

 中国はこれまで、自国の領土を広げるために、ありもしないことを既成事実化し、ここは昔から中国が支配していたところだと、軍事力を背景に強引な行動を起こしてきた。
 
 アメリカもオバマからトランプに代わり、いくらか中国の覇権主義へ歯止めがかかるかもと、期待したのだが、トランプ氏の対北朝鮮の対応を見ていても、小国の北へ振り回されるばかりだ。
 今こそ、日本は国防に関して独自の道を模索し、いつまでもアメリカを頼りにする構図から抜け出すことも考えていかなくてはならないのではないか。