日本人ほど、平和が大切だと考えている国民はいない


 最近、私の周りでは、朝鮮半島の動きに関して、南朝鮮の大統領の動きや発言を支持し、称賛する人が増えているような気がする。

 この人たちを観察していると、二つのことがはっきりと分かる。
口を開くと、平和ほど大切なことは無い。日本は今の憲法のもとで平和が維持出来てきた。したがって、憲法の改正には大反対だ。
 もう一つは、被害者側に立った想い、発言がほとんど発せられないことだ。

 刑事事件の被害者、その家族への想い。極めつけは北朝鮮に拉致された被害者や家族の想いに沿った発言が、全く聞かれない。
 なんだか、韓国のムン大統領が、北との融和に傾倒して多くの韓国国民が北に拉致されていることへの想いを口にしないことと、かぶってくる。

 自分の車の後ろには、”沖縄に基地は要らない”と書かれた、オール沖縄のステッカーなどはっている人も居る。

 しかし、平和が大切で、戦争を回避することの重要性が分かっていない日本人など要るのだろうか。いや、1億以上の民が生活する日本だ。きっと、例外は居るだろう。でも、それらの人を見つけることは、不可能に近い難しさだろう。

 ところが、反戦をうたう人たちは、平和の尊さを口にするとき、さも、自分だけが崇高な立場で発言しているような得意げな表情をしている。
 私は、黙って聞いていて(バカか、こいつは…)と思ってしまう。
平和が大切なのは、みんな同じ想いなのだ。何も発言者の専売特許ではない。

 どうすれば、その大切な平和が守れるか。
この命題こそが、今の日本に問われているのではないのか。

 今日のニュースでは、中国が初の国産空母を試験航行を始めた。と、伝えている。
産経ニュースによると、
 中国初の国産空母が13日、大連沖で試験航行を始めた。中国国営メディアが伝えた。
 海洋強国建設推進の要として、遼寧に続く空母を国産で2隻建造する計画らしい。

 日本国内で、平和、平和と、得意げに叫ぶ人たちは、このような覇権主義を向きだしにする中国へ出かけて、”平和”の大切さを訴えたらどうなのか。
 内政干渉だと、悪くすれば逮捕を覚悟せねばならないのなら、日本国内でもけっこうだ。中国の好戦的な事実の一つ、一つに対して、大声をあげて欲しいものだ。

 平和を叫ぶ人々は、アメリカへ向けての平和は叫んでも、何故か?中国にはものを言わない。大手マスコミと同じだ。
 私は、自由主義で、民主国家のアメリカが、軍備増強することより、社会主義国家で一党独裁の中国が軍事大国になることの方が、何十倍も危険を感じる。

 ”平和”の人々の、この辺の意識はどうなのであろうか。
まさか、社会主義一党独裁社会が良いと、考えているのなら日本はお終いに向かうだろう。日本の先人が築いてきた歴史、風土、価値観には絶対に合わないからだ。