納得できないのは、どちらなのか


 元首相秘書官の参考人質疑が行われた。
このことに関しての世論は、納得できないが70%を超えたと、マスコミは騒いでいる。
 それに加えて、愛媛県知事もこの騒ぎに参戦し、愛媛県の職員も柳瀬秘書官に面会した。これをすらとぼけるのはけしからんと、柳瀬秘書官の名刺まで持ちだして、非難している。

 人が誰かに会い名刺交換しても、大勢の人に会う立場の人は、いちいち覚えていくのは大変で、忘れていくことも大事な仕事の一環だと言える。
 一方、面会した人は、ようやく面会できたと、相手を強く印象に残してしまうので、中々忘れない。というか、感激したりしていつまでも記憶の底に留めることができる。

 私のような、とるに足らない人間であっても、街で昔の(昔と言ってもほんの数年前)知り合いに会って声をかけられたとき、名前も顔も覚えていないことはよくある。
 お前は年だからそろそろ、ボケが始まってもおかしくない。きっと、記憶に障害が出始めたのだろう。とおっしゃる人がいるかもしれない。

 だが、認知機能の働きに、私は大きな自信を持っている。
それでも、人との面会、それも途方もなく多い場合は、どこの誰であったか記憶から消えていても、何ら不自然なことは無いと考えている。

 ところで、国会で、野党の江田憲司氏などは、首相が加計学園の申請について知った時期が問題だ。次はこの点を追及していくとか、気炎を上げているようだが、
私には、
 以下の人物たちと、獣医師連盟の既得権益問題、それに連動した文科省の岩盤規制についての議論を深めて欲しいと思っている。

 以下の人物とは、獣医師連盟から献金を受けて、獣医学部の新設反対に動いた議員たちだ。

 国民民主党 玉木雄一郎 100万円
 立憲民主党 福山哲郎   100万円
  同      芝 博一    100万円
  同      逢坂誠二    10万円
 自民党    石破茂     100万円

 これらの議員は、獣医師連盟から献金を受け、獣医学部の新設反対に回った。
明らかに、利益誘導ではないか。

 どうして、これが国会で問題にならないのか。
マスコミもこのことに触れないので、国民の多数はこのような事実を知らないままだ。
 総理と加計理事長がお友達。これまでゴルフを十何回も楽しんだ。きっと、便宜を図ったに違いない。など、証拠も出せない事柄だけを追求しているのだが、国会という国権の最高機関で無駄な論議に明け暮れていてどうするのだといいたい。