憲法改正と森友問題、どちらが重要か。

野党6党は、不発に終わった、佐川前国税局長官への証人喚問について、自分たちの力不足を隠すため、まだ、疑惑は深まったとか、未練たらしく世迷言を口にしている。

 この野党の人たちがテレビに映る顔を見ていると、私には”バカ顔”に見えて来て、思わず噴き出したくなるのだ。

 予想されたことではあるが、自民党内のわけのわからない連中が、その粗末な野党に呼応するように、安倍政権の批判を口にし始めた。
 こんな連中に共通して言えるのは、国民の幸せ、国の繁栄などを何も考えていないことだ。

 日本が佐川氏への証人喚問で大騒ぎしている間に、北朝鮮キム・ジョンウンは中国へ出かけた。習近平と、どんなことを話したのかは分からないが、朝鮮半島の事では、我が国も無関係で、静観するということでは済まされない。

 5月か6月かは知らないけど、米北の会談も行われるかもしれない。
日本の政治家たちは、この東アジアの動きに、アンテナを張り続けその動きを敏感に捉えなければならない。
 森友などにうつつを抜かすヒマはないはずだ。

 万が一、中国と北が接近し、米国がミサイル開発の断念を北に承知させる。見返りに核については不問にするなんてことが、現実味を帯びでもしたら、我が国は防衛問題を根本から検討し直さなければならない。
 
 そんな中、夕刊フジ主催の「『日本国憲法のあり方』を考えるシンポジュウム」(29日)へ安倍晋三首相(自民党総裁)がビデオメッセージを寄せたそうだ。
 その中で「いよいよ私たちが憲法改正に取り組む時が来た。主役は国民の皆様だ」と述べ、さらに
「日本人は今度初めて国民の代表たる国会議員が議論し、草案を作り、発議をし、国民の手によって国民投票で決まる改正を行うことになる。と強調した。

 シンポジュウムではジャーナリストの櫻井よしこ氏が「我が祖国を守るのは日本人でしかない。私たちもごく普通のまともな民主主義の国として、きちんとした国軍を持たなければならない」と訴えた。
               ここまで、29日の産経ニュースから

 戦後の日本人は、アメリカの核の傘の下で、80年余にもおよぶ歳月を平和に暮らしてきた。その間に、朝鮮戦争ベトナム戦争、中東の戦争の数々、中国によるチベット東トルキスタンの侵略、ソ連、ロシアの東側諸国への侵略や、イスラム過激派によるテロなど、数え切れないほどの戦争や紛争が続けられてきた。

 平和を享受してきた日本人は、いつの間にか、今の体制のままだと永遠に平和が続くものと、錯覚している人が多い。
 また、戦争は悪だ。と、自国が攻められたときの自衛の戦いまで否定する、キチガイみたいな人間も排出した。

 しかし、民主主義を守る先進諸国の間でも、徴兵制の復活、グローバリズムの否定など、ともすれば内向きになりつつあるような国際情勢のなか、国家の防衛を真剣に考えるべきときが来ているのではないか。

 今の憲法では、国家の防衛などできるはずもない。
早急に憲法改正を国民へ訴え、隙あらば日本を属国にと牙を研ぐ国の存在などを知らしめて行く。こうしたことこそ、政治家の務めではないのかと考える。

 反日野党やマスコミは、すぐに、ヒステリーを起こすであろうが。ことは国民の幸せに関係してくる。
 森友問題などとは、次元の違う話なのだ。
国を挙げて、不安定さを増す国際情勢へ対応できるような態勢作りを急ぐべきではないのか。