あんなに喜んで出かけていたのに…。


近頃、大好きな飯田高原行きが、おっくうになってきた。
帰宅したときに、感じるいつもの高揚感は無くなり、疲労だけが全身を包む。
 パソコンにも向かえない上、けだるさが身体を包み起きておれない。

 毎年、寒さが厳しい高原に出かけることが出来ず、温かな春の到来を待ち望む。
先週の土曜日も、やっと、高原の空気が吸えるぞと、勇んで出かけたのだが、飯田高原には冬の残骸が残っているだけで、荒涼とした景色がもの寂しさを高めるだけ。

 自分では、今はずではなかったと、なんとか、プラス面を見つけようとするのだが、気の目も堅く、桜なんて当分は咲きそうにない。

 郷の友人たちもそれが分かっているのか、どこを尋ねてもドアは固く締まっている。
家内がそばから
「お父さんがそれだけ年を取ったということよ。少し動けば疲れるのがその証拠。これからは、若い人に合わせての行動は、差し控えるのね」
と、厳しいことを言う。

 先日の養豚場建設の反対集会のときも、帰宅すると体調を崩し、医者にかかった。
 これから、楽しい高原行きが始まると、ワクワクしていたのだが、今年は疲労をため込まないような工夫が必要になりそうだ。

 ああ、いつまでも健康でいたいなあ…。