政界の混乱の間に、中国は・・・


 今朝のヤフーニュースで気になったこと。
それは、中国国営新華社通信が21日付けで伝えた、
 尖閣諸島がある東シナ海で、中国海警局が人民武装警察隊(武警)に編入され、軍の指揮下に置かれるとのニュースだ。

 海警は今後、中央軍事委員会の指揮下にある人民解放軍海軍との連携強化も可能となり、尖閣諸島周辺のパトロールを担う、我が国の海上保安庁は厳しい対応を迫られることになりそうだ。

 全人代憲法改正決議で、長期政権を可能にした習近平独裁政権は、昨年10月の共産党大会で「海洋強国建設を加速させる」と宣言していた。

 今回の海警局の軍編入は、そのことの表れのひとつであろう。
 
 中国が、着々と他国の海を我がものにしょうと、牙をといでいる真っ最中に、わが日本は、やれ、森友だ。文科省の教育現場への介入だ。と、国難が迫るというのに政争に明け暮れる。

 自分の国とはいえ、平和ボケという重病にかかり、危機感ゼロの政治家、官僚、マスコミ、国民は、今、日本を取り巻く国際情勢がどのようになっているか。このことに神経を使うゆとりはないのか。

 韓国と北朝鮮の”融和”のことでも、これに米国の参入もあり得る。
朝鮮半島問題で、日本が孤立。そんなことはないとは思うが、もし、現実に起こればこれまでの日米軍事同盟も、大きく検討する必要に迫られる。

そこへの、中国の現実的な脅威。

 本当に、この国の為政者たちは、国内のコップの中の嵐だけに目を向けていて良いのであろうか。