「働きかけ」、「忖度」しか頭にない野党、視点を置き換えて考えることは出来ないのか


 昨日の産経
[浪速風] 詳し過ぎる森友文書  「働きかけ」「忖度」しか頭にない野党、なぜ書かれたのかの究明を
 という記事が掲載されている。

 国会は、審議の必要な案件が山ほどあるにも関わらず、ひたすら森友問題の追及に全力を注ぎ、私には、国政をないがしろにしているとしか思えない。
 しかも、森友関係の財務省の決裁文書の書き換えの犯人は誰か。誰がどのように影響を与えたのかと、やれ、首相夫人の証人喚問だ。佐川前国税庁長官を国会に呼べと、同じセリフを繰り返す。

 来る日も来る日もこの体では、国益の損失は計り知れない。
今日も、厚労省の委託業者による、マイナンバーの大量流出。しかも中国系の業者に多量の個人情報が流れたらしい。

 このような、問題こそ追及されて当然だし、今後2度と同じような間違いを繰り返さないように、国会審議でその対策を講じていくべきではないのか。

おっと!話が横道にそれてきた。
 冒頭の[浪速風]で書かれていた記事を引用させてもらうことにする。

        引用開始

 特捜検事だった弁護士が言っていた。「いろんな公文書を読んだが、あんなのは見たことがない」。森友学園への国有地売却に関する決裁文書、付記すると書き換えられる前のものである。
 首相夫人や政治家の名前もあり、交渉経過が極めて詳細に記述されている。公文書として、異例に詳しいのはなぜか。

 ▼そこに問題の本質があるように思える。改ざんをめぐる佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問が焦点だが、元の文書が書かれた理由こそ解明して欲しい。小欄の見立てはこうだ。森友学園籠池泰典前理事長は、やっかいな交渉相手だった。首相夫人らとの関係をほのめかし、値引きを迫る。

 ▼言うがままになってしまったが、問題になった場合に備えての釈明、つまり保身のためではなかったか。野党は政治家の働きかけや忖度しか頭になく、別の視点で見ようとはしない。
 バーナード・ショーの名言がある。
「人間は何かを信じた瞬間、それを否定する論理が一切聞こえなくなる」

           引用終わり

 私には、今度の森友関係の決裁文書の改ざん問題は、この[浪速風]というコラムの意見は、相当、説得力があると考える。
 野党の大半も、マスコミも”嫌な安倍政権”を追い込むチャンスだとばかり、「働きかけ」や「忖度」だけを徳川光圀の印籠のごとく口にするが、「働きかけ」の証拠は出せない。
 「忖度」に至っては、日本人の”腹芸”ではないが、相手の気持ちを推し量り物事を進めようとすれば、わが国の至るところ、あらゆる場面で使われている。

 「忖度」が悪いことで、それを無しに物事を進めようとすれば、交渉事はたちまち大きな壁にぶち当たる。
 野党が、これらにこだわり、無駄な時間を費やすことこそ、大きな国益の損失となる。

 少し、視点を変えて、何故、このように異常ともいえる、詳細な公文書が書かれたかを、解明すれば、今の大騒動は鎮静化できるのではないのか。

 野党の面々は、頭を冷やして欲しいものだ。