魔女狩りが進行している

今、国会でもめにもめ、野党6党は参院での予算審議をボイコット。
 すべてが財務省の理財局発信の決済文書の書き換え問題から起きている。

 冷静にみれば、官僚機構の中でのつじつま合わせ。辞任した佐川国税局長官が近畿財務局の理財局長時代の答弁のつじつま合わせのために、決済文書の書き換えを財務官僚が行った。

 これを、野党やマスコミは、しゃにむに財務大臣や安倍首相の責任問題として、追及しょうと難癖をつけている。
 この件に関して、佐川前国税局長官の証人喚問はしたがないところだろうが、安倍首相夫人まで何とかして、証人喚問を行おうと必死だ。

 しかし、決済文書の書き換えに、なんら関係していない昭江夫人を証人喚問するのは、どう考えても無理だと思う。

 そんな中で、ここへきて、マスコミの論調や反日の野党の言い分は、中世ヨーロッパの魔女裁判魔女狩りの様相を呈してきた。

 今朝の「産経抄」では、
安倍首相と昭江夫人に対し、ッイッターでこんな決めつけを投稿した野党議員らがいた。
「明確なのは安倍夫妻の軽率な言動で、財務省近財局の職員が自殺までしたこと」「国会に出て来て証人喚問を受けなさい!それがせめてもの、ぎせいになった方への『お悔み』でしょうが!!」。

 初めに有罪ありき、ということか。自死した人を政治利用し、憶測を確定事実であるかのように粉飾し、特定の人物をヒステリックに攻撃する。現代社会で、堂々と魔女裁判が進行していることに戦慄する。

 と、書かれている。
怖いのは、そんな民主主義的思考から大きく外れた言動に、拍手を送る人々が相当数存在することだ。
 テレビのワイドショーが、嵩にかかりこの問題を、安倍内閣の責任と結び付けようとする。文字離れが進んだ大衆は、有名なコメンテーターが言っているのでと、疑いもせずに納得する。

 今の日本は、政界、メディア界がタッグを組んで、安倍内閣をつぶしにかかっていると言える。
 その様相が、”魔女狩り”と変わらないのだ。

 わが国は、トランプ氏の鉄鋼製品への課税問題、アメリカと北朝鮮による首脳会談など、国内問題だけでなく、大きな課題に直面している。
 政府は、こんな財務省の書き換え問題だけに、神経を集中してはダメだと、どうして、野党を一蹴しないのか。