明日の準備が整った

明日は、家内が老人施設でお話をする日だ。
 前回の七福神に続いて、今回は鬼の話。
話を聞いているご老人には、話のイメージがより伝わるように、紙芝居ではないけど、 ”挿し絵”が必要になる。

 今回の鬼は、もう終わったのだが、節分に登場する鬼や私の町で行われる火祭りの一種「修正鬼会」(しゅじょうおにえ)に出てくる、良い鬼などが話の中心になる。

 私の役目はいつものように、下手なのだが”挿し絵”を担当することだ。
今回は、私の予定が立て込み、忙しさで中々進んでいなかった。

 今日は、朝から机に向かい、鬼さんこちらと、良い鬼、悪い鬼をいろいろ書きすすめた。
 合間に、鬼に追いかけられる子どもの姿も入れて、何とか、5枚ほどを描き終えた。

 私が子どもの頃は、もも太郎などの影響から、鬼は悪いものと決めつけていた。
しかし、民話を読んだり、ネットで調べたりすると、良い鬼、優しい鬼がけっこういることが分かる。

つまり、鬼に段々親しみが湧いてきたということだ。
イラストを描くと、つい、その気持ちが鬼の表情に出て、優しそうだったり、弱々しい鬼になったりと、従来からの怖い鬼が描けない。

 それでも何とか、ノルマを達成できて、ホッとしている。
明日のご老人達の反応は、どうなるだろうか。