「左傾」強める歴史教科書「ゆとり教育」「左翼史観教育」に戻ることは許されない
「左傾」強める歴史教科書「ゆとり教育」「左翼史観教育」に戻ることは許されない
との、表題で櫻井よしこさんが、産経ニュースへ記事を寄せている。
大いに心を打つ記事で、私はいつも櫻井氏の考えか方に同調する気持ちを強く持つ。
長いので全部の引用は出来ないが、その一部をぜひとも紹介させていただきたい。
引用開始
平昌五輪で、韓国が北朝鮮の攻勢に翻弄されている。だが、文在寅大統領も秘書室長のイム・ジョンソク氏もまんざらではない表情なのは、韓国寄り北朝鮮の方がより善く正しい存在だと考えているからか。そんな彼らが政権を取りえたのは年来の北朝鮮による情報工作の結果であろう。
韓国の土台は明らかに反韓国的教育によって蝕まれてきた。我が国の教育もいま、再び危うい局面にある。事実を曲げて日本の歴史を非難する教科書が少なくない。教科書の偏向を是正することなしには、我が国の土台も蝕まれ、中韓が仕掛ける歴史戦には未来永劫勝てないだろう。
しかし、徴用工は強制連行ではない。徴用工に関わった日本人や、徴用工として渡日した朝鮮人が残した著作の数々は教科書の記述とは全く別世界を描いている。
私は氏に直接話を聞いたが、氏は徴用は行政府による説得と納得の募集であり、納得しない人は徴用には応じなかった、決して強要ではなかったと語った。
チョンチュンヘ氏は『朝鮮人徴用工の手記』(河合出版)で、寝具から食事まで、手厚く準備されていたと語っている。
学校ではこうした事実を子どもたちへ教え、中韓の主張ではなく、事実に基づいて日本人として考える力を養ってやるべきだ。
だが、日本の教育現場は逆方向に進んでいる。2月の日教組の教育研究全国集会では中韓の反日歴史教育に歩調を合わせるかのような実践例が報告された。平和教育として、昭和6年の満州事変から大東亜戦争終結までを「15年戦争」として小学生に教えているという。「15年戦争」は、日本がずっと「侵略戦争」を続けていたという強い否定的な意味を含んでいる。そのこと自体、誤りで、小学生に教えるのは不適切だ。
郷土愛を育てるために郷土の英雄を教えるのは[現状肯定の危険性」につながり、「社会の矛盾や格差、搾取、支配者の狙い」に注目させるべきだとも指摘された。
思い出すのは、聖徳太子の名前を「うまやどのおう」に変えるという、昨年の文部科学省の発表である。案は批判を受けて挫折したが、歴史上の偉人を削除する方針はその後も続いている。拓殖大学客員教授の藤岡信勝氏は、背景に日本学術会議史学委員会高校歴史教育分科会などと連携する「高大連携歴史教育研究会」があり、文科省も同調していると喝破する。
子どもたちが覚えなければならない内容を減らし、考えさせる学習へと方向転換するという理屈だ。だがそれは、教える量を減らして子どもたちを自主的に考えさせるとした、あの悪名高いゆとり教育への逆戻りである。また、失敗して日本の子どもたちの知的能力に終わるのは間違いない。
加えて「多すぎる歴史用語」を減らすというが、その基準は日本否定のイデオロギーを反映している。教科書から抹殺する候補として吉田松陰、坂本竜馬、高杉晋作らの名前が挙げられているが、これは国難を乗り切った明治維新とその時代を命がけで走り抜いた英雄たちを評価しないということだ。
中略
毛沢東の一大失敗である文化大革命は教科書から削除され、日本人257人を虐殺した悪名高い通州事件の跡地は痕跡の全てが消されている。中国人の残虐行為の証拠は消し去られ、日本国を悪役に仕立てる新たな歴史教育が作られる。
日本の若い世代にきちんとした歴史教育を施さなければ、日本を貶めることで自らを道徳的優位に置こうとする中韓の主張に、彼らは太刀打ちできない。安倍晋三政権の下で以前のゆとり教育に戻ることも、左翼史観の教育に戻ることも許されない。
教科書と文部行政を厳しく監視すべきである。
(引用終わり)
櫻井氏の心配はもっともである。
今、教育現場で、正しい歴史教育が行われて、子どもたちが自分の国への深い愛情、大きな誇りを持てるかが、これからの時代を担う世代への我々の大きな責務ではないのか。
反日野党、偏向マスコミ、自虐史観に汚染された学者などには、”誇りある日本”などの感覚はない。それどころか、日教組の教員のように、日本を貶めることで仲間内に自分の存在を知らしめる愚かな連中が居ることは、安心して、子弟を学校に任せられないという悲劇も覚悟しなければならない。
このようなことが許されてもいいのか。
中国や韓国は、今の日本を標的にした人心の掌握を中止したりはしないだろう。
歴史戦というのは、真実を誤魔化して歪曲したり、ねつ造したりすれば、必ずボロが出る。
ところが、反撃しないまま、ほおっておくとその嘘が真実に化けることがあるのだ。
ここは、政府と国民が一丸となって、真実を発信し続けることが肝心だ。
それには、国内に巣くう獅子身中の虫どもの害虫駆除が必要になる。
未来の子どもたちのために、心ある人々は声を挙げて欲しいものだ。