スポーツ庁のガイドラインに賛成する

 週2日は休養を=中学部活で指針骨子ースポーツ庁(ヤフーニュース)
 
 スポーツ庁は16日、中学校の運動部活動に関する有識者会議を開き、学期中は週2日以上の休養日を設け、平日の練習時間は長くても1日に2時間程度にすべきだとするガイドラインの骨子を示した。
 
 生徒のケガ防止や指導教員の負担軽減が目的で、年度内に正式決定する。
 
 骨子では
⑴学期中の平日と土日に各1日以上、合わせて週2日以上の休養日を設ける。
⑵1日の練習時間は平日2時間程度、休日は3時間程度のとどめるーことを提言。
 
 教育委員会や校長はガイドラインを参考に休養日と練習時間を盛り込んだ活動方針策定するとした。
 高校の部活にもガイドラインの準用を求める。
 
 夕方このような記事が、ヤフーニュースに掲載されていた。
私は、何十年にもわたり、今の学校における部活動の行きすぎに、苦い想いを抱いてきた。
 中学での部活動の過熱は、高校でのプロを目指した部活へと発展したりして、金銭が絡むドロドロした世界を作り出しかねない。
 
 もともと、生徒たちが学校へ出かけて学ぶおもな目的は、学問の向上である。
同じ教室、或いは同じ学年、学年を超えての学校生活の中で、社会性を身につけながら、人格形成を行って行く。
 部活動にも、そのような観点からの意味づけは出来るのだが、学校によると、ともするといき過ぎが生まれ、それが生徒間のいじめにつながったり、指導教師の負担増加になったりと、部活動のやり過ぎは、あまり意味がないと私は思う。
 
 毎年、気温が上がる5~6月ごろ、疲れ切った子供たちに多く接してきた。
「そんなに、部活がきついなら、辞めたらどうだ」と、問いかけると、辞めた後には怖いことが待っているとか、○○が怖いなど、辞めたくても止めることができない子供も居る。
 勉学の方でも、中学生なのに「遠征」と称して、100キロ以上離れた他県まで、練習試合に出かける。
 
 もちろん、運動の才能を伸ばして、成長させたいとベガう親もいるだろう。
そんな場合は、学校外で特別な指導をえられるような、ところを探せば何とかなるのではなかろうか。
 
 ここ何十年も部活に大人の方が熱中し過ぎて、子どもがべうに持つ豊かな才能まで潰す例をある。
 今度のスポーツ庁の提言に、現場がどう答えるか注目していきたい。