一帯一路構想に、日本は乗るべきではない

夕方のニュースでは、自民党の二階幹事長と公明の井上幹事長の中国訪問について伝えていた。
 
 中国からは先日北朝鮮へ、中国の特使として出かけた何とかいう高官が出迎え、2012年以来冷え込んでいた、日中関係に雪解けが訪れたというような、コメントをつけていた。
 
 財界からは、乗り遅れると経済的損失は計り知れない。日本はこの一帯一路に乗るべきだと、AIIB発足前と同じようなことを提言しているとか。
 
 AIIBで参加を見送った日本は、それで大きな損をしたのか。
 
 中国の思惑は、一帯一路を利用した世界戦略であろう。
モルディブなど、海のシルクロード計画で、美味しい餌を投げその国の立地の良い港湾などの使用権を手に入れる。
 
 スリランカなどは、今後百年にわたり重要港湾を、中国に良いように利用される。
貸与した金と金利で、途上国への経済的揺さぶりをかけ、結果的には中国の思い通りにしていく。
 
 ひとたび、国力がある程度ある国との摩擦が起きれば、中国が時間をかけて気づき上げた拠点となるたくさんの国の港湾は、中国の軍事基地に変わるのではないか。
 そうなると、紛争の相手国は手も足も出ない状態になる。
 
 中国は、一帯一路で日本からの投資を呼び掛け、資金不足の穴埋めをたくらんでいると考えて間違いない。
 
 自民党の二階幹事長は、ガリガリ親中派
安倍総理も財界からの要請などで、少し気持ちが動いて居るのではないか。
私は、日本としては、もう少し静観するといった態度をとることが大事だと思う。
 
 一帯一路が、スムースに進展するのか、それとも・・・。