日本は相変わらず”不思議の国のアリス”か。
19日和歌山で開かれた、和歌山「正論」懇話会での、元空将・織田邦夫氏の講演でのアジア極東における安全保障の現実、我が国が抱える問題点など、参考になる話がたくさん聞けたようだ。
織田邦夫氏はそのことを引き合いに出し、今も当時と全く変わっていないのではないか。と、緊迫する北朝鮮の脅威についての講演をおこなったのだ。
弾道ミサイルがの射程が伸びて、米国に届くかどうかが話題になるが、日本に届くミサイルは600~700発あるという。
いつまでも、米国が頼りという他力本願だけで、我が国の防衛を考えることでは、国民の命を守ることは不可能ではないのか。
織田氏はこうも言っている。
日本のすべきことは、非核化を追求するとともに、非核化できなかった場合の安全保障や半島有事への備えを進めるべきである。と。
平和ボケというぬるま湯にいつまでも浸かり、危機意識を持たない日本人へいつ災いが降りかかるかもしれない。
災いの火種が落ち始めてからでは手遅れだ。