目を覚ませ韓国⑤

産経ニュースより
 [目を覚ませ韓国] 初代大統領・李承晩に歴史捻じ曲げた大罪
               反日を国民に強制
 
韓国で、今日のような「反日感情」が生まれたのは戦後のことである。初代大統領、李承晩(イ・スンマン)が史実を捻じ曲げ、反日歴史観を国民に強制したことが大きい。(夕刊フジ
 
 彼が歴史を歪曲した理由は3つある。
 
1つは、「政権の正統性」の確保だ。本来、日本から独立するなら、日本と併合条約を締結した大韓帝国が復活すべきである。だが、戦後最高権力を握った李承晩は李王朝の復活を許さず、韓国は共和国となった。そのままでは「朝廷への調反」となるため、つじつまを合わせるべく歴史を改ざんする必要があったとされる。
 
2つ目は、国民の「日本時代への郷愁を断ち切ることだ。
 
 戦後、日本と分断された韓国は世界の最貧国へ没落し、日本時代を懐かしむ雰囲気が国中にあふれていた。日本時代が「地獄」だったことにしなければ、新政権の存在意識が揺らいでしまう。
 
 3つ目は、朝鮮戦争前後の李政権による自国民虐殺事件を糊塗(こと=取り繕う)するためだ。
 
 1948年に済州島で発生した「四・三事件」では,3万人近くの罪のない民間人が共産ゲリラ幇助の疑いで政権側に虐殺された。朝鮮戦争が始まると、左翼からの転向者を再教育するために組織した「保導連盟」の加入者を「敵性分子」として虐殺した。少なくとも10万人以上が殺されたという説もある。さらに、北朝鮮ゲリラ討伐の過程で、全羅道慶尚道の山村では、女子供を多数含む民間人を「共産ゲリラ協力者」とみなして数百人から千人単位で虐殺している。
 
 これらの虐殺事件をめぐる政府批判をかわすため、李承晩は歴史を歪曲して、国民の「恨み」を日本に向けさせることにしたようだ。
 
 李氏は歴史を次のように塗り変えた。
 
「日本は李朝を滅ぼし、朝鮮を植民地化して残虐な支配を行った」「上海に亡命した独立運動家が『大韓民国臨時政府(臨政)』を立ち上げ、『光復軍』を組織して朝鮮解放に貢献した」「その臨政を引き継いだのが李承晩政権である」
 
 このように事故政権を正当化した上で、「朝鮮戦争で同族同士が殺し合うことになったのも、すべて南北分断をもたらした日本統治に原因がある」ことにしたのだ。彼は日本時代の真実を語るものを「政治犯」として徹底的に弾圧し、強烈な反日教育で国民に日本への憎悪を植え付けた。
 
 その後の歴代政権も、国民の反日感情を利用してきた。今や統治時代の真実を知るものはごく少数となり、反日感情自家中毒して、日本の立場を考慮するだけで「売国奴」となる国になってしまったのだ。=おわり
 
 
     松木国俊(朝鮮近現代史研究所所長)
 
                  引用終わり
 
 私のような、韓国の歴史には素人に、分かりやすくその近現代史を語ってくださり、先ずは、松木国俊先生に熱くお礼を述べたい。
 勝手に引用させていただいたのは、私のような素人が、全国にはたくさん居るはずだし、少しでも多くの方々に、日韓の歴史の真実をしって欲しかったからだ。
 
 私が、物心ついたときは、テレビの無かった時代で、親が購読していた新聞には
「李・ラインの内側で操業していた長崎などの漁船が、何隻拿捕された」などのニュースが一面を飾っていた。昭和25年になると、朝鮮戦争が起こり、米軍の小倉基地などから半島目指して米軍が移動。日本は出来たての警察予備隊自衛隊に前身)があったはずだが、後方支援が出来ていたのか10歳にも満たない私には、解らなかった。
 
 いずれにしても、その頃から日韓の関係は悪く、李承晩といえば日本を敵のようにみて、多くの日本漁船、並びに漁船員拿捕、逮捕する。中には無慈悲にも韓国軍に殺されるといった悲劇が日常のように起きていた。
 
 今の日韓関係は、この頃から日本憎しを引きずり、金泳三、金大中ノムヒョンと自分の政権維持に、李承晩がねつ造した歴史観を利用したのだと思う。
 
 日本憎しの国民感情が収まらぬ限りは、韓国の真の民主化は程遠いのではないか。その間、我が国としては、この国を相手にしないことが、最も良い選択しだとの結論に至った。
 冷静に話し合いのできる国、真の歴史を見つめ直せる国へと、進化していけるのか、疑問もわいてくるのだが、隣国同士と言う地勢的な宿命がある。
 当分悩ましい時代が続きそうだ。」