大阪市の自民、公明市議団は、日本人の名誉についてなにも思わないのか。

 ベストセラー作家の百田尚樹氏が、怒っている。
アメリカ、サンフランシスコの在米中国系民間団体が設置した、慰安婦像と碑文を市に寄贈したいとの申し入れにサンフランシスコ市議会が受け入れを可決した。
 
 大阪市の吉村洋文市長(大阪維新の会成長哀調)は、サンフランシスコ市が受け入れた場合、これまで結んできた姉妹都市の関係を解消すると、検討してきたいきさつがある。
 
 このことに、大阪市自民党公明党の市議団が、姉妹都市解消にノ―を突きつけたことから、百田氏が怒ったらしいのだ。
 
 これまで60年に渡り、姉妹都市として良い関係を継続してきた。ここで、解消となると日米離反の思惑にのってはならないというのがその理由なのであろうか。
 
 だが、中国や韓国の在米組織の連中は、日米離反というよりウソを繰り返しながら既成事実を積み上げて、日本たたきを行おうという目論見の方が大きいのだ。
 日米の関係は、こんな一地方都市の問題で可笑しくなるような底の浅いものではないだろう。
 
 自公の大阪市議団の言い訳は明らかに可笑しい。
百田氏が言うように、維新憎しの感情の方を優先して、我が国、我が国民の名誉が貶められても良いというのか。
 
 もちろん日本政府の対応も、安倍総理はサンフランシスコのリー市長へ抗議のコメントをおくったらしいが、後手、後手にまわりあちこちで既成事実が積み上げられていく印象はぬぐえない。
 政府は毅然とした態度を崩さないで、根気よく声を大にして抗議を続けてもらいたい。サンフランシスコの市長は拒否権を使えるらしいのだが、そんなものは当てには出来ない。
 
 今朝のニュースでは、大阪市の吉村市長は姉妹都市解消を決めたと、伝えている。これで良いのではないか。
 こんな流れが当たり前になれば、次々にいろんな都市での慰安婦像は増えていくだろう。
 それに歯止めをかけるためにも、大阪市はその先駆けの都市になれば良い。
 
 政府は、毅然とした態度で、ねつ造されたプロパガンダに立ち向かう姿勢を貫いて欲しいものである。