我が国は今のままで良いのだろうか」

ネットの[世界ミニナビ]というコラムで
 中国資本の旺盛な土地買収は極北まで・・・観光ブームに沸くアイスランドで高まる懸念
 
 と銘打った記事を読んだ。
2008年のリーマン・ショックで、国を代表する銀行が3つも潰れ、国家破綻の危機に瀕したアイスランドが観光に湧いているらしい。
 
 そこに目を付けた中国資本が、アイスランドの土地を買い占め始めた。
過去には国土の0・3%という広大な土地買収が表面化し、安全保障上の懸念などから不許可になったケースもあるらしい。
 
 今回もその時の再現のようで、法律を厳格化する動きも出ているようだ。
中国は、11日の独身の日とやらで、僅か一日で、もの凄い金が動いた。中国人に言わせると、その額はアイスランドの国家予算を上回るほどのものだったらしい。
 
 アイスランドは、北海道より少しだけ広い国土を持つ極北の国だ。
そこに33万人の人々が暮らしている。最近は温泉などの観光資源に目を付けて人口の5倍を超す観光客が中国から押し寄せていると聞く。
 この観光ブームに着目した中国資本が、再びこの国の土地を買いあさり始めたということらしい。
 
 この国の法律では、アイスランドに5年以上住めば、土地は買えるそうだが、特例もあり5年以上住まなくても買える手段があるのだそうだ。
 政府はこの特例を外すための法整備を行おうとしていると、コラムは記述している。
 
 それに比べて我が国の対応はどうであろう。
 北海道はもとより全国各地の水資源などが豊富なところの広大な土地が、中国資本にどんどん買いあさられている。
 その実情に対して、政府は何ら手を打とうとはしない。
 
 せめて、日本人に土地所有を認めない国の人には、日本の土地の売買は禁ずるといった、法整備は必要なのではないか。
 
 平和ボケが重症化すると、気がついたときは周りはすべて中国人の土地だったなんてことになりかねない。
 我が国の人口の10倍以上の中国人は、世界の国々で金にものを言わせどんどん土地を買いあさっている。
 
 それぞれの国が、どこかで歯止めをかけないと、今世紀の半ばごろには水問題や食糧問題が、地球規模で問題視される時が訪れると思われる。
 中国は広いようでも、十四億人のお腹を満たす農地は、自国内に確保できていないとも聞く。
 
 アフリカの大地を襲うバッタのように、世界のあちこちを我が土地にしていく中国の脅威を、他人事としてのんびり傍観していて、果たしてよいのだろうかと、疑問と懸念の気持ちが湧いてくるのだ。